【感想・ネタバレ】情報のさばき方 新聞記者の実戦ヒントのレビュー

あらすじ

朝日新聞編集局長が、記者生活30年で鍛えた「情報力」を公開する。インターネットの発達でケタ違いの情報が氾濫している今、現代人は「情報力」を鍛えることが欠かせない。情報を扱う場面を「つかむ=収集」「よむ=分析・加工」「伝える=発信」の三つに切り分け、豊富な事例をもとにそれぞれのポイントを解説し、対処法へのヒントを紹介する。必要な情報を探すコツは? メモを取る時に大事なことは? 世の中の「からくり」を知るには? ビジネスリポート、営業報告書にも応用可!

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あふれる情報の中に生きている私たち。誤ったものに惑わされずに集めた情報を主観により、ゆがめることなく文字にしていく新聞記者の経験から得たノウハウが詰まった本。

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2018年10月19日

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ネタバレ

決してこの方はスクープ系の派手なものは
扱っている人ではないです。
実際に彼はどうも警察系のそれには
合わなかったようで…

メディアというものに嫌悪感を
抱く人も数多くいるでしょう。
だけれどもこの人は自分の弱さを知ってうえで
どうすれば読まれる文になるか、
そしてどうすれば情報が確実なものになるかを
真摯に向き合っている人。

ですが、今の時代はネットになってしまい
挙句フェイクな情報も
出てきてしまうことがままあります。
ネット故に招かれた事態なのでしょうか。

でもそうだからこそ
私たちも学ぶものはあると思います。

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2018年07月06日

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IT社会の問題。
1.優先度の崩壊、緊急性の喪失
2.存在しない情報を構想する力、発見する意欲
3.実物と複製の違いがなく、真正さの見極め困難
4.デジタルしか知らない世代との断絶
10年前の作品だけど、非常に勉強になる。
IT社会の進んだ今だからこそ、大事なことが書かれてるようにも思える。

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2017年01月08日

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 朝日新聞の記者でしょ。あまり評判宜しくない新聞社だけど考え方はものすご~くまともなんではないか。

 もっとこのような人が記者として成長してきていれば新聞業界も変わっていたんだろうに。

 考え方は古くなるのかもしれないがIT世代にはもっと生の声を聞きに行ってもらいたい、新聞の記事を作るのは記者だけではないその裏に読み手があるということ分かってもらいたい。

 だからと言って読み手に迎合する必要はないようは物事のバランスをうまくくみ取れということだろう。

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2013年08月16日

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タイトル通りの一冊。
いかに情報を掴み、読み解き、伝えるか。これを筆者の体験を通して分かりやすく解説している。

「手に入れた情報を使って情報を引き出す」「中枢に集まる情報は分析・加工されている」など、要所要所でハッと気付かされ、なかなか面白く読めた。

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2012年09月06日

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朝日新聞の編集局長という肩書きに魅せられて読みました。
なるほど、なるほど、と考えさせられます。

情報があふれている現在では、情報をいかに扱うかが大切だと、再認識します。

使えるなぁと思ったのは、「情報のインデックス化」、と「一日一行」。

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2012年01月02日

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[ 内容 ]
インターネットの発達でケタ違いの情報が氾濫している今、現代人は「情報力」を鍛えることが欠かせない。
情報を扱う場面を、「つかむ=収集」「よむ=分析・加工」「伝える=発信」の三つに切り分け、豊富な事例をもにそれぞれのポイントを解説し、対処法へのヒントを紹介する。

[ 目次 ]
第1章 情報をつかむ(必要な情報を探すコツ 全体像の中の「自分」を知る メモこそ命 ほか)
第2章 情報をよむ(分析に役立つ基本技 情報のプロの習性 だまされないための技術 ほか)
第3章 情報を伝える(誰に何を伝えるか 書くためのヒント IT社会と情報)

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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2010年07月04日

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基本原則一 情報力の基本はインデックス情報である。
基本原則二 次に重要な情報力の基本は自分の位置情報である。
基本原則三 膨大な情報を管理するコツは、情報管理の方法をできるだけ簡単にすることである。
基本原則四 情報は現場や現物にあたり、判断にあたっては常に現場におろして考える。
基本原則五 情報発信者の意図やメディアのからくりを知り、偏り(バイアス)を取り除く。

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2009年10月04日

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 朝日新聞だけど、結構まともなことを書いています。ちょっと関心。
 特に秀でた部分もありませんが、誰が読んでもまぁ、納得するレベルの情報の「整理と検証」の仕方が書いてあります。新聞記者の視点というのはほとんどありませんが(というよりも、新聞記者の視点というのはあってはならない。常に客観であるべき)、取材対象への接し方などは見るべき価値があります。

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2009年10月04日

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著者は以前は読書家で集めることも熱心であったが、あることをきっかけに所有することをやめたという。
個人的には、かねてより無駄なものなど存在しないので、手元においておきたいと考えていたが、実際問題、大富豪でもなければ、書籍に割けるスペースも限られるのである。
そういう意味で、インデック情報のみ管理し、あとは手元におかないという手法は、参考になった。

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2021年08月08日

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ところどころ参考にはなったが、著者のエピソードが多かったかな。もう少しまとめることができたと思います。

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2015年06月17日

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インターネット,新聞,本など現在さまざまなメディアから情報を得ることができ,自分にとって必要な情報を取捨選択しなければ情報の大波に確実に飲み込まれてしまう今日において,その多大な情報をいかにさばくかは重要である.

自分は大学院での研究生活の中で上記のようなメディアの他,研究分野に関する論文や教科書,また就職活動をするにあたってリクナビやマイナビのような就職サイトから怒涛のように送られてくるメールや企業研究のために訪れる企業サイトでの情報など様々な種類の情報を得て,自分の中で処理する日々が続いている.

小中高校・大学学部時代までとは比べ物にならない量の情報にさらされ,それらをどう処理すべきか.

新聞記者がそれらをどのように処理しているのかを知ることができ,また自分の今までのやり方を見直し改善するのに役立つと思った.

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2013年10月26日

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・どこに、だれに聞けばこの情報がわかるか、という情報を記憶しておけ。
・人は、ある程度情報を知っている人にしか情報を分け与えないもの。自分はまったく知りません、という態度をとるな。

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2013年01月05日

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ネタバレ

新聞記者が描いた情報のさばき方についての本。
まさに情報をさばく仕事の新聞記者であるがゆえに考え方テクニックなど参考になる部分も多いと思う。

基本原則一 情報力の基本はインデックス情報である。
基本原則二 次②重要な情報力の基本は自分の位置情報である。基本原則三 膨大な情報を管理するコツは情報管理の方法をできるだけ簡単にすること
基本原則四 情報は現場や現物にあたり、判断にあたっては常に現場におろして考える
基本原則五 情報発信者の意図やメディアのからくりを知り、偏りを取り除く
 
・大きなニュースには多くの場合かすかな予兆がある。不確定要素をどこまで神輿、見切るのかが職人の技量
・断片情報を積み重ねて中枢へ。持っている情報が深い人ほど話したがらない。しかし、断片的な情報を積み重ねて、ある程度知っていることを出すと、そこまで知っているのかと話してくれるようになる。人は聞き手がしている程度に応じて話をする。
・位置情報に敏感になること。人事なら人事情報、経理なら予算情報、事務なら端緒情報を知っているかもしれない。
情報はあがっていけば上がっていくほど、分析・加工され集約された情報になる。しかし現場ではより正確で豊かな情報が敏感に転がっている。
・一次情報にあたること。伝聞や報道をもとにすぐに対応を決めるのでなく、直に関係者や資料の現物にあたって事実関係を確認する。
・文章の工夫
文章の要約を冒頭に書く
文書は複文を少なくし、センテンスはできるだけ短くする
文章の中に多くの数字を詰め込まない。
数字はできるだけ文章で説明する。
必要な数字は図表化するなどして文章外に押し出し、簡略化する。
結論は冒頭の要約と合致する内容にする

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2012年08月05日

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●情報力の基本はインデックス情報力。
どこにいけば、誰に聞けば確かな情報を得られるのかを示す。

●情報力の位置の確認。
提供源に対しての自分の立ち位置により、偽情報や情報力操作、情報の信頼性を判断。

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2012年07月14日

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朝日新聞の編集局長が書いた本だが、新聞社の新入社員向けに書いた様に感じられた。そういうつもりではないのかもしれないけど。ただ、レポートや論文を書く時には、ここで書かれてる考え方が役立つかも。

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2012年04月19日

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ネタバレ

情報に対しての接し方の方法として勉強なる。ただし、新聞記者の実践例が主たるものなので注意が必要。
意外と抜けている情報に対する接し方の方法の一つが分かり、勉強になった。

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2011年09月07日

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ネタバレ

・「備忘録」と「日記」の分離
 備忘録→日々の客観的な出来事だけを記録する(過去の情報管理)→グーグルカレンダーへ
 ex.食べた場所、会った人、行った所、読んだ本、見たもの
 日記→感情をぶつけ思いつきを書き付ける→手帳ノートへ
 将来の情報を管理+To Do管理→手帳カレンダーへ

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2011年05月14日

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エッセンスは以下のとおり。
新聞では既に知っている知識7割、ニュースを3割で書く。なぜなら、記者は当たり前と思っても読者が判らず、かといって、専門家からはモノ足りずなのでこの程度。
情報は「どこに、どんな資料がある」というインデックスを整理する。
得た情報はそのまま受け止めるのではなく、情報源がどういう思想、立場なのかというバイアスを知った上で、情報を判断せよ。
人は情報をある程度、情報を知っている人でないと話さない。
周りの人から聞き込み、ある程度情報を得た上で本人に聞くべき。
情報は現場にあり。判断に当たっては常に現場におろしている。
軍事は「地理と歴史」がポイント。各地方を知るのも同じだ。
取材後すぐにメモを整理せよ。
打ち合わせ前に聞きたいポイントを書け。
発言間もは発言だけではなく、様子も書く。
人は聞き手が知っている程度に応じて話す。
事前に質問事項提出させられる場合、相手がいやがるような質問は抽象的に書いておく。
相手と打ち合わせるとき、冒頭「○分の時間をいただくが良いか」と確認しておく。
異なる人に同じテーマで質問するとき、「Aさんはこう言ったがどう思うか」と質問し、掘り下げていく。
写真撮るときは「高いところに上り、または、しゃがめ」人とは違う視点で撮ることが大事だということ。
取材に行く前に仮説を立てる。そして実際に見る状況とのギャップを知る。
尋問原則、①被疑者を隔離する、②同じ質問を何度も繰り返し、矛盾がないか確認する。
物事を予測する癖を身につける。ちょっとした出来事から、この情報提供者の意図は何か、を考えよ。
状況が良くわからなくても、とりあえず上司に第一報を。

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2010年05月08日

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<本文より>
「情報は、ある程度知っている人間にしか話さないものなんだ」と先輩はいいます。他の人が知らない情報を知っている場合、人にはだれかに話したいという欲求がある。しかし、まったく相手が知らなければ、警戒心が先に立つ。断片的にでも相手が知っていれば、「その真相は実はこうなんだ」と教えてくれるものだ、というのです。では、どうやって断片的な情報を得るのか。
どのような組織も、同じような人間の集団である。まず誰が、どのような分野で、どこまでの権限を持ち、責任を負うのかが組織上、明確になっている。
先輩の助言とは、人が持っている情報には深浅があり、深い人ほど話したがらないというものでした。そこで、何人もの人が持っている断片的な情報を積み重ね、次第に情報中枢へと迫っていく手法が必要となる。
自分の「位置情報」に敏感であれば、どこでどんな情報をつかむのかが見えてくる。

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2010年11月17日

Posted by ブクログ

(新聞のつくられ方、というタイトルのほうが適切なのではないだろうか。)
ネット社会だからこそ、煩雑な情報の海からじぶんにとって必要なそれへのアクセスを容易にするという新聞の必要論には私も希望を持ちたいところだ。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ


・情報の読み方
事柄について "pro"(賛成) と "con"(反対) に分けてリストアップして
独りディベート -> 結論を出してみる。(とにかく結論を出してみるこ
とが重要)
それで、それが間違っていたときにその間違いの理由が分析できる。
・正しい情報はあったのに見過ごしていた
・正しい情報はあったのに評価が誤っていた
・間違った情報を基に評価していた
・そもそも情報がとれていなかった

・メモに記載するのはキーワード(インタビュー時など)
・メモ取り時の必須要素:年月日、場所、取材相手の名前・連絡先
・何かを伝えるときはその情報の出所(ソース)も。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

「情報のさばき方」ではあるが、どちらかというと、「新聞記事の作られ方」というタイトルの方があっているよな気がする。情報を整理するに当たって「捨てる」「情報源を確認する」「備忘録と日記の分離」などは参考になる。なかでも、一日一行日記などは、まねしてみようかと感じた。

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2009年10月04日

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