あらすじ
1980年代にMS-DOSでパソコン市場を制したマイクロソフト社は90年代、「本物」のOSを開発するプロジェクトを立ち上げます。本書は同社の世界戦略を担ったOS「ウィンドウズNT」の開発物語。ウィンドウズNTは後にウィンドウズXPの基盤となり、世界中で使われることになります。このプロジェクトのため、同社に「伝説のプログラマー」が呼び寄せられました。彼の名はデビッド・カトラー。強烈な個性を持つこの男を主人公に、開発者たちの壮絶な人間ドラマが展開します。100人を越える関係者とのインタビューに基づき、凄絶なソフトウェア開発の実態が赤裸々に描き出されています。単なる企業内の開発ストーリーという範疇を超えた、ノンフィクションの名作。
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Posted by ブクログ
巨大なプロジェクトに携わるプログラマーのいが書かれている。
さまざまな人材をまとめ一つのことを成し遂げることの難しさを実感できた。
そしてそれを可能にしたカトラーのリーダーシップのあり方は参考にしたい。
プログラムの世界ではコンピューター上で動くか動かないかとういう絶対的な基準があり、それが世のプログラマーを虜にしている。
Posted by ブクログ
What does this all mean?
要するになんなのかがよくわからない。
訳の問題なのか、そもそも文章が拙いのか、読むのに疲れた。
もし読むのであれば、エピローグだけでもいいんじゃないかとも思った。
得た知識をメモメモ。
大きなプロジェクトを動かすには、資金と優秀な人材が必要。システムを作るのに優秀な人というのは、コードが書ける人だと思う。コードが書けないと見積もりもできないし、何が正しいかわからないし、品質を評価できない。で、コードをかける人って、独学で勉強してきた人が多いように思う。プログラミング中毒みたいな人。自分はそういうタイプではないけど、本文にもあった「管理者になってもコードを書き続けるべき」という言葉にはすごく共感する。マネジメントだけなんてって。
そして、こんな大きなプロジェクトだと、バグも多く、一日の遅れが積み重なり、一年の遅れとなる。いつまでたっても終わんないんじゃないかって。基本的に予定から遅れると、期限を延ばすか、機能を削るのが筋だけど、「どちらを削りましょうか?」「両方やれ。」が面白かった。うん。
あとは働き方。ものすごいハードワーク。ストックオプションがモチベーションになるのはわかるけど、本文にあった「死の床でもっと働けばよかったって思うやつはいない」はまさにその通り。家族との時間を犠牲にしてまでやるべきかはよく考える必要があるなあと。で、外資系特有?かはわからないけど、泳げない奴は沈めばいいっていう考え方もまた惹かれる。今の自分のスキル微妙だなあって。月並みな仕事しかできないのは、意思に問題があるからだそうなので、もっと吸収していかなきゃ。