【感想・ネタバレ】水無月家の許嫁 十六歳の誕生日、本家の当主が迎えに来ました。のレビュー

あらすじ

高校一年生の水無月六花は、最愛の父が死の間際に残したひと言によって生きる理由を見失う。
だが十六歳の誕生日、本家当主と名乗る青年が現れ、“許嫁”の六花を迎えに来たと告げた。
「僕はこんな血の因縁でがんじがらめの婚姻であっても、恋はできると思っています」。
彼の言葉に六花はかすかな希望を見出すーー。
天女の末裔・水無月家。特殊な一族の宿命を背負い、二人は本当の恋を始める。

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Posted by ブクログ

京都嵐山、歴史ある旧家を舞台に、現代とは思えないような息苦しさと重く淀んだ静寂の中で寄り添って生きる家族のお話。
月毬河童ちゃん達はかわいいし、お料理も美味しそう。
お薦めです。

1
2022年04月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「当主」「許嫁」「あやかし」

気が付いたら
当たり前のように理解できるくらいに
日常というか読書に溶け込んでるなぁ。

最初は古風なストーリーと思ってたのに
今は読みたくて仕方ないくらい
好きになった時代設定なんだよ。

▷▷▷▷▷▷
まず水無月家が
月より降り立った天女の末裔ってのが
現実離れしてるのに
かぐや姫の竹取物語に沿ってるから
背景がすんなり入ってくる。

▷▷▷▷▷▷▷▷▷▷▷▷
六花と母親・双子の姉が
水無月家の本家で対面した時に
母親から散々な言われようで
目を反らしたくなるくらい苦しかった。

でも六花はその境遇だったから
水無月家の本家に来てから
ほんの些細なことでも幸せを感じられるし
戸惑いながらも文也を好きになっていくんだよね。

そして文也は当主になるべく
虐待紛いの教育を施されているし
予言で六花の存在を知っているから
常に自分の存在意義を
考えざるを得ない環境だった。

それでも六花の存在が
文也の希望に繋がっていたなんて
次期当主の自覚とか関係なく
本当に優しい人なんだろうなぁと思った。

そのあとで六花の境遇を知って
より六花を守りたい存在になってるのが
日常の六花に対する姿勢から伝わってくる。

そんな六花と文也だから
お互いの存在が必要で大切で
生きていく為には必要不可欠な関係だと思う。

六花と文也の関係性が進展していくのが
なんとも微笑ましいし
政略結婚から恋愛になるまでの
ふたりの内面が垣間見れて
本の世界に入り込みながらキュンとする。

血に雁字搦めの許嫁なのに
その中でどう幸せの形を見つけて
家族になっていくのか楽しみ。

0
2024年09月07日

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羽衣伝説を題材にしたやんごとなき一族の婚姻事情、という私の性癖をとてつもなく刺激する。
すでに電子版でも何度も読み返しているけれど、やはり紙はいい。

0
2024年05月25日

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ネタバレ

おなじみのあやかしとの関わりもあるけど、人外?の血を引く一族の因縁など、面白くて一気に読んだ。これからどうなっていくのか不安もあるけどみんな幸せになってほしい

0
2024年05月01日

購入済み

ワクワクして読み切りました!

 面白かったです。マンガから全話買って読んで、とても面白く、我慢出来なくて小説を
大人買いして読み切りました!マンガも視覚から楽しめとても良かったです。小説は臨場感を
想像できました。スケールが大き過ぎて、2度読み3度読みしないと私の頭では大変です。
六花ちゃんの成長が素晴らしかった。文也君カッコ良い!葉君も良い子だし、卯美ちゃんvs信長さん
も、いいわ。マンガ次回楽しみです。

#胸キュン #切ない #ドキドキハラハラ

0
2023年12月12日

購入済み

面白かったです

作者さんの別の作品とのリンクもあって、結構楽しめます。作者さんは食べることが好きなのか、美味しそうなご飯の描写があります。今後の展開が楽しみです。

#ほのぼの #ダーク

0
2023年07月01日

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面白いし、きゅんきゅん♥⁡⁡
世界観が好き!出てくる月毬河童可愛すぎる( ˶˙Θ˙˶ฅ)キュウリ!⁡
⁡文也さんと六花には幸せになって欲しいな✨

0
2022年11月01日

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世界観がとても好きでした。
シリアスな場面もありますが、心が暖かくなる場面もあり、続きがとても気になります。
河童が可愛いです。

0
2022年08月12日

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 最愛の父が死に際に残した言葉に絶望し、生きる意味を無くした水無月六花。だが、16歳の誕生日に本家の当主と名乗る青年・水無月文也が現れ、六花とは許嫁同士だと告げる。
 水無月家は天女の末裔だと言い、父が亡くなった原因は月帰病だと判明する。そして文也との出会いが六花の運命を変えていく…

 水無月家の因縁や六花と文也の距離が少しずつ縮まっていく過程が凄く期待しています。
 そして、六花の本家の血筋が今後どの様に展開していくかも楽しみです。

0
2022年05月25日

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かなりしんどい展開の連続でした。水無月家の血の因縁、遺産争い、家族愛や家族とはどういうものなのか??を考えさせられる展開でした。特に、水無月六花は母親に愛されず、毒親で虐待を受け続けていたというかなり重い過去を持っていて、本当に読んでいて、しんどかったです。本家の当主文也が本当にいい人でして、彼が壊れかけた心の六花にとって救いとなっていく展開が本当によかったです。2人が徐々に政略結婚ではなくて、恋愛していく過程がすごく丁寧に描かれていてきゅんきゅんしました。読む手が止まらなくなりました

0
2025年10月08日

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ネタバレ

すっごいよかった・・・。たまに文章がアレ?と思うところもあり、ラノベに不慣れすぎて途中で何回かやめようかなぁと思うパートがあったけど、最後まで読んで本当によかった。早速2巻もすでにゲット済み。

竹取物語と羽衣伝説を下敷きにしている物語らしく、すごく厚みのあるストーリー。題材をしっかりと使って、作者オリジナルのなかにちゃんと落とし込めているところが素晴らしい。ラノベでも侮らずに読んで欲しい作品。最終的に六花ちゃんと文也くんは結婚するんだろうけど、あとがきで2巻から分家の暴走が開幕する的なことが書いてるから、一筋縄ではいかないんだろう。ストーリーや設定がとにかく楽しい。京都や妖がたくさん出てきて、森見登美彦氏が好きな人ならばがっつりハマるんじゃないかと思われる。

今年読んだ作品の10位以内には間違いなくランクインするであろう読み応えのある作品だった。

0
2024年09月19日

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この物語のスタートはサブタイトル通り。
今のヒロインにとっては新たなスタートですが、本当は親の代、さらに先祖から続く長い長い物語の一つであることにすぐに気づくのだろう。
その制約のなかで自分の幸せや生き方を見つけていく彼女と許嫁を見守っていきたい。

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2024年03月10日

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ネタバレ

Tさんのおすすめ。

出たな、手毬河童。
といっても亜種らしいが。

父子家庭だった六花は父に死なれ一人になってしまった。
父の四十九日の法要の日に現われた青年文也は、
はとこであり、水無月家の当主にして、六花の許嫁だと自己紹介する。
母親には虐待された過去があり、頼る身寄りもない六花は、
ありがたく思って、京都嵐山の水無月家に暮らすことにする。
父親が愛する女性と結婚するために飛び出した水無月家は、
天女の末裔といわれ、特殊な力を持ち、貴重な月のものを管理し、
現在絶賛遺産問題で係争中だった…。

全体的にちょっと暗めな印象はあるが、
落ち着いた感じで面白かった。
六花が七夕にレシピを見つけ作ったちらし寿司が、
文也たちの母親の味だった場面が良かった。

0
2023年08月19日

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天女の末裔・水無月家のお話。
許嫁から始まる恋。
二人のこれからが気になる。
まだまだ水無月家のわからない部分が多いから、続きが楽しみ。

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2023年08月08日

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導入部がシリアスだけど、意外とテンション高めのお話だった。3兄弟や親族たちのキャラが濃くて楽しい。主人公の自己肯定感は低いので、落ちるときは落ちるけど……
続くそうなので、一足飛びに婚約した二人が恋人になる様が楽しみ!

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2022年07月16日

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ネタバレ

表紙キレイだなぁ。
主人公ふたりはとても真面目だけど、周りのキャラクターが明るくて、シリアスになりすぎない雰囲気が好き。

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2022年06月11日

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ネタバレ

六花も「鳥居…」の千歳もそうだけど、友麻さんの作品には、親から愛されなくて自尊感情が低い主人公がとても美味しそうなご飯を作る。
素朴だけどきちんと丁寧なご飯は美味しそうで、主人公の人柄を感じられて、読んだら食べたくなっちゃいます。
今の六花にとって文也達と皆で一緒に囲む食卓は、お互いを知り絆を深める行為でもあるんだろうなと感じます。

竹取物語や羽衣伝説をモチーフにしたお家騒動であり、文也と六花の許嫁という古い因習から始まる恋愛物語であり、心の成長物語でもある。

とてもクセが強めな水無月家の人達ですが、六花の母親もかなり拗らせた毒親です。
不穏な空気を醸す水無月一族に、悪気無さそうな顔をして何かヤラかしそうな六美も気になる所。

今後の展開が楽しみです。

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2022年05月06日

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羽衣伝説、竹取物語など月や天女の伝説と陰陽師をもとにした超能力もの。核となる水無月家の本家の若い当主と本家の血筋の少女との婚姻という愛が育っていく様子がほほえましい。

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2023年08月05日

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父の葬式にやってきたのは、本家の当主。

いきなりの花嫁宣言と、淡々と進むような話。
本人の過去を考えると納得ですが
最近流行な感じか、と思ったら、違いました。
ちゃんと理由(?)あり、な虐待でした。
危険はありましたが、結構周囲に温かく見守られて
心休まる日々、な感じです。

そこをひっかき回しに来たような、母親。
こちらは分かりやすいのですが、よくわからないのが
片割れの方。
法律上は、こちらが長女になるのでしょうか?
単なる『お人形』なのか、何かしたいのか。

1冊、長いプロローグ、な感じでした。

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2023年06月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

母は毒親だし、父も最期に最悪の言葉を吐いて去ったため、肉親からの愛が圧倒的に足りていない六花。
そんな彼女の次の居場所が、暖かい場所でよかったと思う。
文也の弟、妹は好意的に受け入れてくれたし、祖母もやり口はさておき、ちゃんと立花を受け入れてくれた。
例え、今の居場所は水無月家の争いの只中にあり、命の危険性さえあったとしても。

羽衣伝説に輝夜姫、月絡みの伝説を交えつつ、ノアの方舟的話も登場する作中の設定が興味深かった。
ファンタジーでもあり、SF的でもあり。
舞台は京都の嵐山だが、貴船で見た天の磐船を思い出すようなシーンもあり、個人的に京都の空気を感じた瞬間だった。
マニアック。

政略結婚(婚約)ながら恋を始めた六花と文也。
今回は二人の関係性が少し進んだところまでで、お家騒動の件は始まったばかり。
分家の人間たちはややこしそうだし、二人が精神的に落ち着けるのはまだまだ先になりそう。

シリアスな雰囲気ながら、笑えるシーンやほっこりできる場面もあり、読みやすかった。
カレンさんの竹を割ったような性格と月鞠河童たちが特にお気に入り。
満足でし!(口調うつった)

0
2022年04月14日

匿名

購入済み

ごめんなさい

 もともと民間伝承や神話等をベースとした物語は大好物、レビューと試読に読んでみたいな、と思い購読したのですが…
 ごめんなさい、半分まで拝読したところでブラバ… わたくしには物語の面白さやキャラの魅力が伝わってきませんでした… 残念ですが合わなかったようです。

0
2025年02月04日

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