【感想・ネタバレ】父・こんなこと(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

父・露伴の死にゆく姿と、続く葬儀の模様を綴り、刻々の死を真正面から見つめた者の心の記録とした『父―その死―』。掃除のあとで、念を入れるために唱えなければならない呪文「あとみよそわか」のことなど、露伴父子の日常の機微を伝えるエピソード七話からなる『こんなこと』。誠実に生き、誠実に父を愛し、誠実に反抗した娘が、偉大な父をしのんで書き上げた、清々しいまでの記録文学。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

親子の繋がりというものはこんなに深いものなのか、と読み終わってため息。
今の時代…と言っていいのか、そんじょそこらにはない繋がりだと思います。

私は親をこんな風にして看取ることが出来るだろうか、と考え込んでしまった一冊。

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2011年09月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

誠実はこの著者の修正である。
のあとがきが残る?

死にゆく人をみつて感じたまま、向き合った言葉で綴られて、こちらは息をひそめて読み進めるしかなかった。

薪を割ることも父からこってり習い、
その斧、その木を手で感じきっちりとしたためるほどだから、「木」で反りもがく「アテ」に心揺さぶられていたのかと納得した。

物事や己の心をしっとりみつめる文章、正直な文章を書きたいと思う。あらためて。

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2016年03月13日

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