あらすじ
天才ランナー、岡崎優は大学1年生。長距離ランナーとして生まれつきずば抜けた素質を持つ。それだけでなく、元アスリートの父の指導で、ずっと人一倍の努力を積んできた。体調管理も感情のコントロールも当然のことだ。レベルが違いすぎる同じ陸上部の仲間に対しては協調性も興味もなく、友情はわずらわしいだけ。箱根駅伝も単なる通過点に過ぎない。目標はひたすら、オリンピックで金メダルを獲ることだった。突然の兄の死、そしてある秘密を知るまでは…。
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
年末年始に、必ず駅伝物を読もうと決めているので(去年からですが…)2014年は新年に手に。
面白い!
だって、主人公の天才ランナー、箱根走らないんだもの。そこまでの過程、そしてラスト。良かったです。
こんなスポーツ物もありですね。
桂望実さん、「県庁の星」に続いて2冊目ですが、この方は終わりかたが好きだなぁ。
Posted by ブクログ
先日、血液ドーピングという言葉を耳にしたばかり。
遺伝子ドーピングも近い将来可能になるかも。
と思って読むと、それなりに現実味のある作品。
ただ、やっぱり仲間は大切っていう方向は、
すごく当然なだけにひねりがなくて(どこまで求めるやら、私)
少しだけ物足りなかった。
Posted by ブクログ
岡崎優
全国高校駅伝競走大会の東京都代表選手として三回出走し、自分の出した区間最高記録を、走る度に塗り替えた。S大学に進学。
弘子
優の母。パンを焼くのが趣味。
翼
優の兄。ストレートでG大学医学部に合格。新宿駅のホームから転落して死んだ。
秀光
優の父。ネット広告の代理店を経営。M大学在学中は長距離選手で、3年生のときには箱根駅伝で華の二区を走ったが途中棄権した。
小泉
学生。
岩本海人
優とは高校駅伝で一緒に走ったことがある。
村木遼太
陸上部監督。優の父の母校、M大学で二十年以上陸上部監督をしていたが、練習方法や運営方針が上層部と合わず、三年前に退職。三年前にS大学が開校したとき、現職に就任した。
佐野克秀
陸上部ヘッドコーチ。
小松卓三
陸上部コーチ。
宮尾佑磨
陸上部部長。
永田
翼の中学の友達。ジョッキーになった。
秋田正昭
N大学で遺伝子研究をしている。秀光と小学生、中学、高校で同窓だった。
水野あさ美
保健師。
安達裕次郎
マッサージ師。
関口英輔
一年生部員のリーダーを名乗る。
清水亮太
四年。一度も箱根を走れなかった。
川瀬健司
大学専属ドクター。
成宮隆
ライター。
Posted by ブクログ
ただの体育会系スポ根小説じゃないので、さすがだなと。
後半、どうなっていくんだ?やーっぱり青春しちゃう?と、悪い意味で期待してたのに、いい意味で裏切ってもらえた。