【感想・ネタバレ】三年身籠るのレビュー

あらすじ

冬子は29歳の妊婦。なぜか十月十日を過ぎても生まれる気配はまったく、ない。1年目、2年目と順調に膨らみ続けたお腹は、まるで小山のよう。夫は「元カレに宇宙人とかいないよね?」と疑いの目を向け、マスコミや医学界はツチノコ級の珍獣扱いをし始め、奔放な妹は姉を助けようとしてますます騒動を巻き起こす…。冬子のお腹は、そして胎内の赤ちゃんは一体どうなってしまうの!? 女優であり本作の映画化で監督デビューを果たした著者の、キュートでパンクな処女小説!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

三年身籠っている間子供はどうなってるのか?と思ったら、きちんと泣くし、笑うし、動き回るし、想像以上に元気。
出産前の状態で大きくなっていくわけじゃないのね。

2年目までは誰の気持も行動も納得できないような気がして、読みながらむずむずしたけれど、3年目まで読み進めるとようやくそれぞれがぴたりとはまった気がする。

女同士の親族たちの会話、微妙な間、丁寧に用意される色とりどりの料理、お互いを受け入れきれない姉妹(冬子、緑子)、頼りにならない男性たち(徹、海)、
面白かった。

0
2019年07月20日

「小説」ランキング