あらすじ
どうすればよりよく読めて書けるようになるか.何に気をつけどんな姿勢で文章に向かえばよいのか.練習問題に答えながら,単語に敏感になる習練から始めて,文の組み立て,文章の展開,敬語の基本など,日本語の骨格を理解し技能をみがく.学生・社会人のために著者が60年の研究を傾けて語る日本語トレーニングの手順.
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Posted by ブクログ
タイトルからは、想像できない内容であった。
日本語の奥の深さを改めて感じることができ、とてもおもしろく読ませていただいた。
なかでも、執筆のアプローチについての内容が印象に残った。
要約すると、『① 頭の中にある事柄を、思いつくまま書き付け、② どれを最初に、次に何をと見定める。③ 途中で準備・知識・考察の不足が、ここかしこに見えてくる。不足な材料を集め、調べ、考える。④ 内容の要点を項目として順に書きあげると、順序が逆、あるいは錯綜に気づく。それを整える。』というものだが、これはアイデアの作り方や発想法のアプローチと同じだ。
また、『作品を書き上げて、半月くらい箱に入れておいたあとでするといい。その頃になると自分の文章を客観的に見ることができるようになります。』ともあった。ますます同じであるなと感じた。
知人は、プログラムミングのコード記述には個人差があるといっていた。上手い人が記述したプログラムはエレガントであると。
文章もデザインであると思うし、この書籍にはエレガントな文章を書くためのヒントがある。
日本語=表現豊かな言語が母国語であることを少しありがたく感じる書籍だ。