あらすじ
音の無い世界で暮らす君に、届く言葉は見つからない――。
『怒り』『悪人』の吉田修一が贈る、感動の恋愛小説。
「君を守りたいなんて、傲慢なことを思っているわけでもない」「でも」「何もできないかもしれないけど」「そばにいてほしい」。テレビ局に勤める俊平は、公園で耳の不自由な女性・響子と出会う。穏やかな日々を重ねる二人だが、ある日、彼女は姿を消した。音によって住む世界を隔てられた二人に起きた奇跡とは?
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
・とりあえず読んでみてよかった!!最後はよく分からないけど鳥肌が立った。こうして文章にまとめることにも意味があるんだと思った。
・「音のない世界」って、たぶん想像できない。怖い。
・〝情報というのは、不思議なものだ……〟(P.54L2〜)取材の人も必死なのがよくわかる。情報の価値の違いとか、考えたことなかった。
・アパートで起きたいざこざ、よく分からなかった。誰が悪いんだろう……?
・とにかく、気付かされることが多い!実体験なのかな。
・読んでるとき「これは記憶しておけばいいか」って思ってメモしなかったこともあるけど、きっと忘れちゃうんだろうな、人間って。だからこそ覚えようとするんだろうか。
・響子がいなくなったあたりとか、面白くなってきたー!って感じ。
・ラストの方、気になりすぎて一気読み不可避。
・何かを伝える仕事って素敵。やり方はなんであれ、〝伝える〟って大切。
・最後は「え?!なになに?!」ってなった。もう少し経ってから読み直したい。今までどうして知らなかったのか……