あらすじ
三十五歳の誕生日を迎えたメイ。「いつから彼氏いないんですか?」「何が目標なんですか?」――失礼な後輩に憤慨しつつも、カフェの副店長として働く日々はそれなりに充実している。毎日同じメニューを頼むお客さんも、そんな日常の一部だったのだけど……。久しぶりの恋に戸惑う、大人になりきれない私たちの恋愛小説。〈解説〉渡辺雄介
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Posted by ブクログ
2026年、新年1発目に大当たりを引いた気分です。
「普通」ってなんなんでしょうね。
「普通という幻想」を追い求めるのも仕方がない。
でも「普通」のレベルは人それぞれ。
ものすごく今の自分に刺さる1冊でした。
Posted by ブクログ
縁もゆかりもない地への転勤か独立かの二つの選択肢がある中で、転勤を選ぶ主人公は初めて見たかもしれない。でもメイちゃんらしい選択だなと思った。適度に流されつつその中で幸せを模索する感じが好き。スーパーウーマンの女性主人公には疲れてしまうことも多いから、ある意味平凡な女性像を描いたこの物語には励まされた。
Posted by ブクログ
自分と重なる部分が多くて、心にグサグサ。
"普通"という言葉、私は苦手です
普通ってまさに人それぞれの価値観が詰まった言葉だと思います
自分の価値観を"普通"という言葉で押し付けてる気がする
恋愛面では命ちゃんと関わる男性がたくさん出てきて、誰と恋愛に発展するのか楽しみでした
杉本くんにイライラしてたけど、
帰国子女の杉本くんにしか分からない悩みもあったり...。
頭ごなしに怒るんじゃなくて、
ちゃんとその見えないところにも気を配れる人になりたいと思った
P132 マスターの言葉がすごく好き
「もういい大人のはずなのに、
子供である自分を見せられる相手を僕は好きになる」
Posted by ブクログ
P40 "恋人がいたから、結婚したい、子供を産みたいと思っていたのであり、わたしひとりでは、どうしたいとも考えられない。その可能性を考えられる相手もいないのに、結婚や出産を望むのは、おかしい気もする。"
Posted by ブクログ
恋愛小説は苦手なのに35歳独身というワードに惹かれて購入。結果、読んでよかった。両頬を思い切り平手打ちされたあと、背中を思い切り叩かれる気分。
最初の方は主人公メイちゃんの環境に共感とイライラに襲われ(父親はずっと最低だし新入社員も最初は超いけすかない!)ぐあああああってなってたけど、ページをめくる手は止まらなかった。文章がうまいというより共感力で読ませる感じ。
メイちゃんの等身大の悩みとか、その中でも自分にできる一歩を踏み出す勇気とか、踏み出しすぎて逆に爆死する痛さとか、も~~~~~ぜんぶわかるわかるわかるってなった。
あとみっちゃんが幼馴染の男の子の結婚に号泣した気持ちも痛いほどわかった。自分のことを熱烈に好きな相手って、ずっと好きだって思うよね。はああ黒歴史。
わたしもこれから独身と既婚子持ちの絶対に埋まらない溝も、35歳独身の立ち位置も、じわじわと味わっていくんだなぁ……
でも最後の一文は拍手喝采。これで終わるの最高すぎる。わたしも一歩踏み出してみようかな。
Posted by ブクログ
大人になるということ、年齢を重ねるということを考えさせられる。
「相手のいいところ以上に、悪い部分、普通ではない部分を受け入れて支え合っていきたいと思えるのが恋」
「もういい大人なはずなのに、子供である自分を見せられる相手を僕は好きになる」
が好き。
最後は杉本くんが憎めなくなっていた。
羽鳥先生は不器用ながらストレートな感情表現で可愛い。
Posted by ブクログ
主人公の恋愛と人生の悩みを描いた作品。
常連の羽鳥先生と恋があるかもと読み進めていたら、徐々に二人の距離が縮まったり、縮まらなかったりと楽しめました。一緒に働いている後輩の杉本くんに初めイラッとしましたが、最終的にいい子で応援したくなった。
Posted by ブクログ
35歳の誕生日を迎えた主人公の女性が、女性の正しい生き方とは?という問題に日々モヤモヤしながらも答えを見つけ出すお話。
高校の時から付き合っている彼氏と社会人になっても付き合っていて、そのうち結婚して子ども産んで…という王道のルートを当たり前に自分にも訪れると思っていた主人公は、彼との失恋により王道のルートからは外れ、35歳になっても彼氏はおらずこのままだと結婚も出産もしない「普通」ではない人生を歩むのかと不安になったりする…いやいや、結婚するのも出産するのも普通じゃないから。そもそも普通の生き方ってなんだ?。
仕事も仕事で、そこまで力を注ぐわけでもなく…後半で少し動きはあるけどもう少し意識持って働けーって私は思ってしまったけど、多分主人公みたいな感じの働き方をしてる方には共感されると思う。
特に大きな事件も出来事もなく、主人公の日々を見守る感じのストーリーに私は少し退屈してしまった。