あらすじ
離婚して、都内のアパートに一人で暮らす田宮真澄、五十歳。ある日、パート先から自転車で帰る途中、何かをひいてしまった。猫だ。動物病院へ連れていくべきか、このまま行ってしまおうか──迷っているところへ別の三毛猫がやってきて、咎めるように鋭く鳴いた。真澄は、仕方なく猫を病院へ連れていき、迷いながらも飼うことにする。一方、拾われた猫は、真澄からある匂いがすることに気づいていて……。人と猫の温かな絆が生んだ大きな変化を描く、涙あふれる物語。
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Posted by ブクログ
前作までの流れで短編が続くのだろう。ちょっと飽きた?などと思って読み始めたら、ん?ちょっと違うぞ…短編じゃないんだ!と、なり…最後は涙が止まらない。良かったです。
Posted by ブクログ
前作までは短編集だったが今回は長編
はじめ主人公があまり好きではなかったが読み進めていくにつれて猫によって人はこんなにも変われるのかととても感動した
Posted by ブクログ
猫の表紙に惹かれてget.
ミケさんとミドリが大好き。
猫って、猫って!!
問題ありありの性格だった真澄を変えていく。
うんうん。分かる、分かる。
猫って、そういう力がある。
ミケさんが猫を人間に派遣するシステムが面白い。
ミケとミドリの会話も。
で、これってシリーズだったのか。
これまでのも絶対に読む。
この本と出会えてよかった。
Posted by ブクログ
スーパーで働く真澄がある日自転車でひいた猫。成り行き上引き取って飼うことになる。50過ぎて一人暮らしの真澄は初めてのペットとの暮らしで離婚の傷が癒されていく。そしてなぜ夫から離婚されたのか、子供達からも突き放されたのか、少しずつわかってくる。猫友もでき、心の傷も癒されてきた真澄だが、病がその身体を蝕んで…。
真澄の自己中心的な姿がまるて自分を見るようで辛くなってきた。家族の為と言いながら、結局は自分の良いようにしたいだけなのかな。切なくてでもいい作品。
Posted by ブクログ
本作は長編。バツイチの女性が主人公で、年下の同僚男性から言い寄られ、たまたま保護した猫と天秤にかけて、猫を選んだことから物語が発展していく。この女性、夫や子どもからも総スカンを食ってしまう天然系困ったちゃん。しかし、猫と暮らすことが、自分が何気なくしてきた行動を反省するきっかけになる。ヒトより寿命が短いネコだが、本書はヒトを見送るネコという展開。ラストで涙が溢れてきた。『オスカー―天国への旅立ちを知らせる猫』も読みたい。
Posted by ブクログ
読みはじめは真澄さんにイライラ(-_-#)本人が無自覚なだけに、たちが悪いわ~(--;)と思っていたけれど、ミケさんにロックオンされ、ミドリが送り込まれてから変わっていく(;゜∇゜)そして最後には…(ノ_・。)にゃんこはもふもふして、ゴロゴロ言ってくれるだけで良いのだ(*´∇`*)
Posted by ブクログ
今回は1冊まるまる一人の女性と一匹の猫の話。
ペットと一緒に暮らすって、ペットの世話をするだけじゃなくてペットに世話をしてもらってるって事なんだ。