あらすじ
母親をとうの昔に亡くしているロージーは、短い間に相次いで父と祖父を失い、窮地に立たされた。祖父の遺言によって、ロージーが3カ月以内に結婚しない限り、400年の歴史を誇る屋敷は貪欲な親戚の手に落ちてしまうのだ。弁護士は彼女に、遺言の条件を満たすためだけの契約結婚を勧め、最高の相手として、この界隈随一の富豪ガードの名を挙げる。幼なじみでもあり、何かにつけ子供扱いしてくるいやな男――彼と結婚なんてしたくないけれど、ほかに頼れる人もいない。心を決め、ロージーはガードにプロポーズをするが……。
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可愛いカップル
世間知らずの純粋ヒロインが可愛くて可愛くてしかたないヒーロー。世間知らずのヒロインって大抵頭が足らないのが鼻につくのですが、このヒロインは可愛かった。一生懸命で何かあると素直にヒーローを頼るところが良い。ヒーローを結婚相手にしたのも無意識に困った時に頼る相手として見てたからの気もする。ヒーローがヒロインにメロメロなの前提で読むとヒーローの言動ににやにやしっぱなしでした。最初にヒロインから電話があった時、掛け直すのでなくわざわざ訪問するところからして、どんだけ大事なんだと。ヒロインが物知らないのをいいことに脅したりなだめたりすかしたりして自分の思い通りにしようとするヒーローの必死さには笑いました。ベッドを共にしたあと、ヒロインに「これで契約結婚がバレなくてすむ」みたいなことをさらりと言われてショックを受けるヒーロー。もうなんかヒーローもヒロインも可愛くて良いカップルでした。