【感想・ネタバレ】雪原の月影 三日月【イラスト入り】のレビュー

あらすじ

老人となっても少年のまま、成長することのない病、クルベール病。皇太子でありながらこの病に冒されたエルンストは、位を剥奪され、国内で最も貧しい領地メイセンの領主に任じられる。初めて見る城の外の世界。微かな不安と、不思議な高揚。エルンストは彼にひそかに想いを寄せメイセンまで追ってきた戦闘種族の男ガンチェと恋に落ち、共に生きることを誓う。そして、窮乏するメイセンで極貧生活をおくる領民を救うため、二人は共に、未来に向けて種を蒔き始める。だが、エルンストの病をめぐる謀略が明らかになり始め…!
※本書は一迅社より配信されていた「雪原の月影」(ムーンライトノベルズ掲載作より)を改稿した上で、大量に追加収録し、単行本書き下ろしを加えた完全版です。

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ネタバレ 購入済み

良いです

何時までも若く、寿命は長い設定。良いなぁと思いながら読んでたけど、主人公の懐の深さに泣けます。ただのBLではないです。オススメ。

1
2021年12月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

人を育て国を創る、壮大なお話です。
「王」として教育され生きてきたエルンストは、成長しないクルベール病と診断され廃嫡される。「個」として生きることなり、都を追われ生きる事さえ困難なメイセンの領主となり、皇太子時代、湯殿下男だったガンチェと再会する。
己を消し皇太子として望まれるまま生きてきたエルンストが、初めて自己を得て考え行動する描写を人の名前の表記だったり、ガンチェとの会話で巧みに表現されており、またエルンストの博識さ勤勉さ純粋さと策略でメイセンの人々を導く過程が秀逸でした。

0
2022年02月28日

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