あらすじ
シリーズ累計40万部超のロングセラー『教える技術』の著者で、
行動科学マネジメントの第一人者が、
職場からミスを無くす科学的方法論を豊富な事例と共に解説。
部下の“不始末"に日々アタマの痛い全リーダーの必読書。
もちろん「自分のミス」を無くしたい人にもおすすめ!
重大事故や企業の信用失墜を招くきっかけは、
働く人のほんの小さなミス。
それに対して、
「一人ひとりが『自覚』を持って行動すればミスは無くなる」
「『安全意識』が希薄だから事故が起こる」
「ウチの会社は『優秀』な人間が少ないからミスが多発する」
「再発防止のために『始末書』と『改善策』を義務付けた」
……というマネジメントの通念は、実はすべて間違い!
意識の徹底や自助努力では「ミス」は無くならない。
「人間の行動原理」にそった「仕組みづくり」こそ重要です。
ミスが生まれる背景から、何をやってもミスが無くならない理由、
「特定と継続」でミスを無くす仕組みの構築まで、
誰もが身近な事例を用いて丁寧に説明。
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
意識・心構えといった内面ではなく、望ましい行動を促す仕組みで、職場の環境を整える
企業文化は直属の上司の思考や話し方
行動とは死人にはできない事。危険な事をしないということは死人とゆつのとになる
Posted by ブクログ
職場で同じチームの人がミスしたことをきっかけに読んでみた本。仕事上のミスや失敗なんて世の中にたくさんあるので
①どう向き合っていけば良いのか
②ミスのあとはどう考えたら良いのか
③なぜミスは起こるのか
のヒントになれば良いなと思い手に取りました。
まず、僕自身含めて職場にはあいまいな言葉がありふれていることに気付かされました。日本人特有の濁した表現もありますね。
コミュニケーション度合いによって捉え方が違う言葉では、正確に理解し合えないことに気が付きましたし、大抵の場合は伝える側に問題があるのだと思いました。
どこの職場やコミュニティにありそうな、〇〇を徹底しよう、頑張ろう、って言葉は絵に描いた餅であり意味のないスローガン。
再発防止策。ミスやトラブルがあるたびに怖い顔して言ってくる上司がいますね。なんだか罰ゲームのような感覚に陥りますが、そうではないはず。ミスが起きた時こそ組織が成長するチャンスであるので、ミスした人に押し付ける罰ではなくより良くするための新たな取り組みを考える仕組みにつながるといいですね。
ミスをなくすための対策のための内容かもしれませんが、それ以外の局面においても、具体的な言葉やルールにこそ意味があるものと心に留まりました。
僕がよく使う言葉としては、調査する、確認するがあります。これもあいまいな言葉なのですね。
どんな表現にすべきかは伝える相手によって違うことを意識しつつ、正確に伝わるように心がけようと思いました。