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"すべて"が伏線
SNSなどで後味が悪いとあったので、ちょっと怖いモノ見たさに購入しましたが、たしかに後味は悪かったです苦笑
ですが、まあ、物語の進行上、最善ともいうべき結末でしたね…というか、むしろ、ラストまでよくヒロインの正気が保たれていたなというレベル。
何度も酷い目に遭わされていたのにもかかわらず、最後まで積極的に動こうとするところがすごい(まあ、中盤の時点ですでに正気ではなかったのかもしれないが)。
しかし、腕利きの作者さんですね。
最初と最後では180度"みかた"が変わります(あえて無変換にしてあります)し、何より伏線を伏線と思わせない置き方。このレビューのタイトルにもしましたが、この作品は"すべて"が伏線です。
Posted by ブクログ
北方の領土を残虐公から取り戻し、女王となるべく政策を練り足場固めをするスキュイラと共に、国に安寧をもたらすため奮闘するリディエのルナヴィア王国年代記
手に汗握る転落と裏切りの展開に一気読み
面白かったです!
政略結婚や女である事の不利、男尊女卑的な文化思想がこれでもかと盛り込まれていて、胸が痛いです
そして作中では、それを覆すには結局のところ、結婚出産をしない、しかなかったのも、物悲しい気持ちになりました
でも、そういう部分でも現実的なのがとても良かったと思います
どのキャラも立ってた