【感想・ネタバレ】枕草子のレビュー

あらすじ

冷静で細やかな観察,才気煥発な筆致によって,わが国随筆文学を代表する一書として,本書はあまりにも有名である.一段一段の文章から,平安時代の生活と感覚の具体相を,万華鏡を見るようにうかがい知ることができ,また筆者と中宮定子との美しい魂の触れあいが,この草子の文学的香気をいっそう高めている.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

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Posted by ブクログ

ネタバレ

清少納言は才女すぎる。確かに,物を見る目は的確だ。1しかし,その目はあくまで若く自信に満ちた者の目だ。
 例えば,第8段で生昌が清少納言にやっつけられる。が,若くて才能があってプライドの高い女性とうだつの上がらない中年の役人だったら,後者の方が感情移入しやすい人が多いはずだ。人生のつらさを経た価値観は,弱者へのいたわりのある目だから。

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2014年09月25日

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