あらすじ
冷静で細やかな観察,才気煥発な筆致によって,わが国随筆文学を代表する一書として,本書はあまりにも有名である.一段一段の文章から,平安時代の生活と感覚の具体相を,万華鏡を見るようにうかがい知ることができ,また筆者と中宮定子との美しい魂の触れあいが,この草子の文学的香気をいっそう高めている.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.
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Posted by ブクログ
意地悪な視線も、他の人が見ないところにズームかましちゃう所も好きです。
ほんっと~に定子様が好きだったんだなぁ~。
というか古文は読んでてワクワクしたり癒されたり。
ナイトキャップというより、薬?
…薬と書いてヤクと読まないでくらさい。
Posted by ブクログ
古典のカテゴリを作るべきだろうか。
虫は が好き。
ずっと母親が鬼だとおもってたんですが、(うむ、という言葉の当時の使い方を鑑みると)父親が鬼なんですね。そしてハーフですよね。生粋?
清少納言は結構辛口で好き。かたはらいたきものとか、ちょっと笑ってしまう。
Posted by ブクログ
ただただ、美しい文章です。惚れ惚れします。彼女の話題は自身の好みに集中しているのですが、それでもまったく読者を飽きさせません。序破急がはっきりしていて、自然と読み進めてしまう。旨いですね。作者・清少納言は時のライバル・紫式部と対照的で、自分の広い学識を隠す、または謙遜する、ということが少なかったようです。それは「香炉峰の雪」をめぐる中宮定子とのやりとりからもわかります。「紫式部日記」とあわせて読むと面白いですね(清少納言の悪口が書かれています 笑)。
Posted by ブクログ
清少納言は才女すぎる。確かに,物を見る目は的確だ。1しかし,その目はあくまで若く自信に満ちた者の目だ。
例えば,第8段で生昌が清少納言にやっつけられる。が,若くて才能があってプライドの高い女性とうだつの上がらない中年の役人だったら,後者の方が感情移入しやすい人が多いはずだ。人生のつらさを経た価値観は,弱者へのいたわりのある目だから。
Posted by ブクログ
この本を買ったのは枕草子を読み漁るようになってすぐの頃。「この表紙見たことない!!」って中身も見ずに買って、家に帰って読み出して撃沈…!
原文のみで現代語訳無し。注釈ちょびっとの上級者向けでした!
でも好き!!