【感想・ネタバレ】頼朝と義時 武家政権の誕生のレビュー

あらすじ

なぜ日本では武士優位の社会が生まれたのか? 朝廷と交渉しつつ、したたかに武士の権利を拡大していった、源頼朝、北条義時の軌跡。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

著者の愚行により執筆をやめる寸前だった本書
内容は期待通りの良書である
何よりも馴染みない平安末期の関東武将の名前
がある都度説明したページがカッコ書きで記載
親切で読みやすく賢くなったと誤解するのだw

一年前で頼朝の配流先は北条氏だと思っていた
伊東氏(工藤一族)の説明で伊豆流人時の背景
物語的に流さず個々の文献や論説の検証が緻密
大河ドラマは本書を片手に楽しむゾ(*´▽`*)

1
2022年01月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

鎌倉時代に興味があってどっぷりと浸かりたい人におすすめしたい一冊。

呉座先生の論旨だけでなく、過去の研究動向がしっかりと整理されているので、これから歴史学で卒業論文を執筆する人にも書き方の参考になるかと思う。

源頼朝はあくまで貴族社会出身であることを踏まえ、一貫して朝廷権力との協調路線を貫いたこと、頼朝以降の朝幕関係は幕府の朝廷権力侵略ではなく、朝廷側の幕府依存等に原因があるとする説は鎌倉時代を理解する上で大きな意味があると思う。

0
2023年06月20日

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