あらすじ
40万部突破
「エッセンシャル思考」の第2弾!
ダニエル・ピンク、カル・ニューポート
イヴ・ロドスキー、アリアナ・ハフィントンが絶賛!
「無駄な努力を0%にして
成果を100%にする方法!」
最近、こんなふうに感じたことはないだろうか。
・目標に向かって努力しているのに、なぜかうまくいかない
・走っても走っても、ゴールに近づかない
・やりたいことがあるのに、エネルギーが足りない
・いったいどうして、何もかもこんなに大変なんだ?
成功するためには不断の努力が必要だ――そう信じて、
私たちは今まで頑張ってきた。
最高の成果を上げるために必死で働き、
脳と体を酷使する。
疲れていなければ頑張りが足りないのだと思って、
いつも限界まで自分を追い込む。
ところが、努力の結果は、思うようには返ってこない。
頑張れば頑張るほど、前に進むのが難しくなる。
2倍働いているのに、気づけば半分しか進んでいない。
本当は、何もかもがそんなに大変である必要はない。
頑張ってもうまくいかないなら、別の道を探したほうがいい。
エッセンシャル思考は「何を」やるかを教えてくれた。
エフォートレス思考は「どのように」やるかを極める技術だ。
いちばん重要なことを、いちばん簡単なやり方でやる。
そうすれば、余裕で思い通りの成果が出せる。
エフォートレス思考を読めば、
・「我慢」が「楽しい」に変わる
・最適なペースを見つけられる
・複雑なプロセスが驚くほどシンプルになる
・一度の意思決定で、未来の無数の選択を省略できる
・さまざまな問題を未然に防げる
・人づきあいのストレスが減る
・その他、人生のあらゆる面に応用できる
エフォートレス思考は、怠惰なやり方ではない。
スマートで正しい生き方だ。
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
仕事というものは、なぜこうも複雑怪奇なプロセスを辿るのだろう、と誰もが一度は首を傾げたことがあるはずだ。無駄を見極め、それを単純にしていく作業。それがどれほど困難なことか。
複雑さを分解しようと藻掻くより、むしろその根底にある単純さに気づくべきだという指摘は考えてみれば、確かにそうかもしれない。
「完璧主義をやめる」という言葉は、巷に溢れている。だが、著者はそれを「ゴミから始める」「ゼロドラフト」と表現した。この言葉の響きは、妙に心に馴染む。
そして、「たった2.5秒の、一瞬の選択の積み重ね」という発想は、私の頭の中で、ある種の明確さを持って響いた。
知識の体系化について、「セマンティックツリー(意味の木)」と捉えることや、「理論の格子上にまとまっていないと意味がない」という指摘は、頭の中で散らかっていた情報が、ふいに整理整頓されるような感覚をもたらした。
具体的な「方法」ばかりに目を奪われがちな私たちの癖を、著者は指摘する。
「その根底にある原理を理解せよ」と。言われてみれば、確かに私たちは、つい近道を選びたがる。だが、本当に価値あるものは、常に原理の中に潜んでいるものなのかもしれない。
最後に、「人は与えたものを得る」。それは、まるで、冷たい朝の空気のように、明確で、そして普遍的な真理のように響いた。私たちは、この世界に、私たちが与えたものを受け取っているだけなのか。妙に納得がいった。この本は、たしかに、そんな風に、私の思考を、少しばかり拡張してくれたようだ。
Posted by ブクログ
題名だけ見ると「努力のより少ない思考」⁈(辞書的には楽な思考)という日本人の精神性からすると抵抗感を覚える人が多そうな意味に勘違いしそうだが、本書が意図しているのは「最小の努力でいける効率の良い方法見つけ、最高の成果を出すための思考」ということ。
そのためのメンタリティや具体的な休息の仕方、取り組み方等を様々な成功者のエピソードを交えて紹介されている。
特に印象に残ったのは「収穫逓減の法則」p.132
(あるポイントを超えると努力の量は結果に結びつかなくなる。むしろ、パフォーマンスが落ちる。)
仕事、スポーツ等あらゆることに当てはまる法則だと思う。
何かに集中しすぎ、成果を求めすぎているとマゾヒスティックに頑張りすぎたり根性論に陶酔感に陥ることがあるがやりすぎは心身の害となり、結果も出にくくなる。見通しを持って効率良く進めていく重要性を改めて再認識できた。
真面目に頑張っているがなかなか思うようにいかない人におすすめ。
エッセンシャル思考より先に本書を読んでしまったので、エッセンシャル思考を読みたくなった。
文章は平易で読みやすい。
Posted by ブクログ
【感想】
あらゆる場面に使える考え方を教えてくれる本
特に目新しさはなかったが、すぐ実践できる内容でよかった
【要約】
頭のガラクタを片付けて余裕を生み出す方法
①不平不満などのネガティブな感情を捨てる
脳の限られたリソースがネガティブな感情に奪われるのを防ぎ、代わりに感謝に焦点を当てる
不平を一つ言ったら、感謝すべきことを一つ見つけるというルールを自分に課し、感謝を習慣化する
②他人への怒りや恨みを手放す
怒りや恨みはエネルギーを過去に向けてしまうため、自分自身の未来のために手放すべき
「この感情は何のために持っているのか?それは自分の未来の役に立つのか?」
③「苦労することこそ美徳であり、楽して成果を出すことは悪いこと」という思い込みを捨てる
この思い込みが、不必要な努力を生み、疲弊させる原因となる
「もっと簡単なやり方はないか」「苦労せずに同じ成果を出せないか」
できるだけ頑張らずに成果を出す方法
①明確な最初の一歩を決める
最終的なゴールが遠くても、まず最初の一歩を明確にすることが重要
その一歩が小さければ小さいほど良く、もし最初の一歩すら大変だと感じるなら、さらに小さなステップに分解する
②手順を限界まで減らす
物事を完了させるために必要な手順を徹底的に減らす
「完了するために最低限必要なステップは何か?」「手順を減らしても同じ結果が得られないか?」
③完璧を捨て「ゴミ」から始める
最初から完璧を目指すのではなく、たとえ「ゴミ」のように思えるクオリティでも、まずは完成させることが重要
不完全なものから始め、徐々にブラッシュアップしていく
小さな努力を何倍にも増幅させる方法
①一生ものの知識を身につける
意思決定の仕組み、顧客ニーズの理解、習慣化の知識など、繰り返し活用できる「原理原則」や「一生ものの知識」を習得する
これらは習得に多少の努力が必要でも、一度身につければ長期にわたって大きな恩恵をもたらすため、非常に費用対効果が高い
②勝手に回る仕組みを作る(自動化する)
日々の判断や選択によって消耗する意思力や疲労を避けるため、特に重要なことほど自動化することが推奨されている
日常の家電(ドラム式洗濯機、食器洗浄機など)の活用や、給料の自動貯金、スマートフォンのナイトモード設定といったツールの活用
チェックリストの作成により事前に考える作業を完了させておくことで、その場で判断することなく、機械的に正しく実行できるため、脳の負担を減らし、成果を出しやすくする
Posted by ブクログ
「ブログや副業でちょっと疲れた人へ」
▶︎一行まとめ
「最少努力で最大の成果を出す」。
頑張りすぎる私たちに必要なのは、もっと力を抜いてもいいという許可。
▶︎印象に残った言葉
「どんなに小さな1歩も、0歩よりは煩雑だ。」
完璧を求めて、つい“もっと”と詰め込んでしまう私。
でもこの言葉に出会って、「少しだけやる」より「何もしない」を積み重ねることが、結局は一番の近道になるのかもしれないと思えた。
▶︎自分にとっての行動変化
“上限を設ける”という習慣を取り入れてみたい。
やる気のある日はつい詰め込みがちだけど、あえて「今日はここまで」にしておくことで、翌日も自分に余力を残せる。リソース配分は、自分を長く動かす知恵なんだと気づかされた。
▶︎一言メモ
“今この瞬間”に意識を向けること、そして感謝の気持ちを忘れないこと。シンプルだけど、今の自分に一番響いたキーワード。
評価:★★★★☆(4.2/5)
文章はシンプルで読みやすく、前作『エッセンシャル思考』よりもさらに軽やか。
完璧主義気味な人、自分に厳しすぎる人にとっては特に刺さる内容だと思います。
内容の納得感:★5
自分にとって刺さる言葉が多く、行動に落とし込みやすい。
新しさ・驚き:★4
『エッセンシャル思考』の続編的内容なので、目新しさはやや控えめ。
読みやすさ:★4.5
軽く読めるけど、さらっと流し読みすると本質を見落としがち。
Posted by ブクログ
頑張ってもうまくいかないなら、別の道を探した方がいい。
努力でもなく怠惰でもなく、スマートに結果を出すこと。それこそが、大事なことをあきらめずに、しかも正気を保つための最善の道なのだ。
いちばん大事なことをいちばん簡単にやるにはどうするか?
嫌なことを我慢するより、楽しくできるやり方を探した方がいい。
⇒考え方が孫氏の兵法と似ている。戦わずにして勝利する方法。
頭に余計なものが詰まっていると、何をするのも難しくなる。疲労は動きを鈍くする。古くなった考えや感情を溜め込んでいると、新しい情報が入ってこない。日々の様々な雑念に振り回されていると、本当に大事なものが見えなくなる。
最高のコンディションだった時のことを思い出してみよう。
心身ともによく休めていて、心配ごとがなく、集中できる状態だ。余計なことを考えず、クリアな意識で「今、ここ」だけを見ている。大事なことを見極め、正しい行動をとることができる。
足りないものに目を向けると、今あるものが見えなくなる。
「ネガティブな感情をなんのために雇用しているのか?」と考える。
役に立たないなら、解雇する。
⇒まわりが見えなくなると、視野が狭くなり、悪い考えばかり浮かんでしまう。
そうならないためにも、睡眠をしっかりとり、頭を良く休める必要がある。
Posted by ブクログ
まぁよくある。色々すでにビジネス書を読んでる人にとってはちょっと物足りないかも。
仕組み化、シンプルに物事を考える
チェックリストを作るなどについてはその通りだと思う
最小限の努力で最大の努力を、という思考は大事
Posted by ブクログ
エッセンシャル思考よりも頭に入ってこなかった
【エフォートレス思考とは】
・「頑張らずに成果を出す」逆説的な考え方。
・精神 → 行動 → 仕組み化の3ステップで構成。
【PART1:精神】
・「どうすれば簡単になるか」と考える。
・雑念を手放し、楽しさや休息を大切にする。
・今この瞬間に集中する。
【PART2:行動】
・完了のイメージを先に描く。
・最小の一歩から始め、無駄を削減。
・「ゆっくり=スムーズ、スムーズ=速い」を意識。
【PART3:仕組み化】
・原則を学び、繰り返し再現できるようにする。
・信頼できる人や仕組みに任せる。
・問題は事前に予防する。
【まとめ】
・「努力量」ではなく「やり方」を変えることで、成果も人生も軽やかになる。
・真面目に頑張っても報われない人に有効。