【感想・ネタバレ】僕たちの幕が上がるのレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2022年03月10日

昔スーパーヒーロをやっていた若手役者の勝。しかし、最近は大きな仕事に縁が無かったのだが、突然今注目の舞台演出家である鍵谷カイトから舞台の主役のオファーが来るところから物語は進んでいく。役者同士、紆余曲折ありつつも舞台を成功させるために頑張っていく姿に感動した。勝の物語と舞台の主人公である百の物語を同...続きを読む時に見せられているような気持ちになった。また、勝の役への解釈はとても深くプロの役者さんは毎回ここまで深く解釈していると思うと、とても大変な仕事であると改めて感じた。

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舞台を観に行きたくなる

2022年01月06日

舞台と俳優と脚本家のお話だから、一度に二つの物語が堪能出来るというちょっとした贅沢を味わった気分です。
舞台、観に行きたくなるなぁ。
歌舞伎でも、ミュージカルでも、2.5次元でもいい。
そんな気分にさせてくれるお話でした。
登場人物のバックグラウンドは、辻村先生ぽいなぁとか思いましたけど、惹かれるキ...続きを読むャラクターです。
とっても楽しかったです。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年01月01日

「いじめは、人を強くしません~中略~ただ、破壊するだけです。そこにどんな理由があろうが、なかろうが、関係ない。いじめはいじめで、一方的な人間関係は、ただの暴力です。壊されたものは、元には戻らない。強くなんかならない。結果論です」
とても心に響く言葉でした。
続編希望!

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僕たちの幕が上がる

2021年12月07日

作者買いです。
辻村先生の新作バディものということで大変楽しみにしていました。
若手俳優の勝と新進気鋭の脚本家カイトがお芝居に挑む物語。
生きようと思わされる作品でした。
二人の物語は始まったばかりです。

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至極の演劇青春ストーリー

2021年11月07日

読了後は爽快感があって、社会の闇に触れながらも、美しい作品でした。
若手アクション俳優と孤高の天才演出家の2人が、演劇という芸術の中で、お互いの心に触れあい、思い合って、一歩ずつ歩み寄る展開にドキドキしっぱなしでした。
カイトくんが、ドス黒くて暗い闇に飲み込まれそうになった時、もがき苦しみながら...続きを読む見つけた光が、成長してからもずっと美しいままで良かった。本当に生きててくれて良かった。そして、リアル鶴の恩返しだし、その鶴の愛が深すぎて可愛い。なんて胸熱な展開。カイトくん可愛い。いつでも上目遣い、可愛い。最終的に可愛いしか言えなくなるくらい可愛い。辛かったことほど忘れられないけど、彼にとっての光が輝き続ける限り、生きていけると思えるんだろう。
ごちそうさま。

#胸キュン #アツい #泣ける

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年03月29日

宝石商リチャードが好きで、この本も読んでみた。
もともと、舞台を観に行ったりするのが好きなのと、最近は観に行けてないので、舞台裏も知れて楽しく読めた。
勝とカイト、これからどうなるのか続きを読んでみたいと思った。
明るいだけじゃない勝がかっこよかった。

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Posted by ブクログ 2022年02月26日

あれ!?もう終わり!?!?続きは!?!?続かないの!?????と、捲るページがないことが寂しくてもっと読みたいと感じる作品でした。観劇が趣味なのもあって、読みながらずっとドキドキワクワクしてました!ポプラ文庫から出てるのがまた良いなぁ〜と思ったりします。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年01月04日

宝石商リチャードを読んでいるので
やはり読んでみたくて読みました。
正直好みの題材ではないしあまり期待してなかったのですが、めちゃくちゃはまって一気読みしました。続編希望です。
劇団四季が大好きであの空間がたまらないのですが
初めて観劇した時の事を思い出しました。
なんで抜擢したのだろうという謎も最...続きを読む後に
爽やかに解決されもう読後感最高でした。
読んで良かった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年11月05日

新刊読み終わった!正直、「子供向け番組」についていろいろ思うところはあるんですが、そこはフィクションにしないと本筋が進まないからかな、と納得した。
そもそも新人を使うことが多いから、1年間もあるあの番組、あてがきすることが多いのよ…?
まあ高校時代を知ってる、さらに追っかけし尽くした脚本家の前には、...続きを読むたかが知れてる程度かもしれませんが(笑)
少なくとも昨今の桃李くんや流星くんや志尊くんとかを知ってれば、あの番組の出演者を「おもちゃの商材」と揶揄する業界の人ってあまり居ないのでは…とかも思ったり。
番組終わって一年くらいなら、その間仕事がなくったってファンは落ちないから、だからこそ主演が彼でも通った、という現実もあると思う。
とか、リアルなことはいろいろ思えど、脚本家のビック感情にはただただ平伏した。エンタメとしては最高です!
中高生にこれは勧めたいかなー。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年11月29日

最後までドキドキしながら読みました。

とにかく熱い!青春ものです。
舞台を観に行きたくなりました。

夢の時間は有限。
田山さんの印象的な言葉にそうだなと思いました。

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Posted by ブクログ 2021年11月16日

最近まで戦隊モノに出演していた二藤。あることがきっかけで、それ以降は活躍しなくなった。そんな状況の中、新進気鋭の演出家・カイトから、舞台のオファーが来た。カイト直々のオファーに周囲は困惑。何故自分に?
実際カイトと会ってみると、衝撃の真実が。高校の同級生だった。しかもカイトはいじめられていた過去があ...続きを読むり、二藤は生徒会長だったが助けることができなかった。
そんな心境ながらも、二藤は舞台を始めることにした。
苦難の連続ながらも、舞台の幕が上がる。


舞台に情熱を注いでいく大人達。作品の表紙は、漫画チックでラノベっぽい雰囲気を醸し出していますが、中身は
青春ドラマを読んでいるようでした。
過去に問われながらも、二人を含め、みんなで一つの作品に励んでいく姿に青春の風を感じました。

舞台が完成されるまでの行程だけでなく、舞台の基本情報や二藤の役に対する苦悩、過去のトラウマも交えて、物語は進行します。

演出家や俳優達の苦悩を描きながらも、そこには楽しさや生き生きさも伝わってきて、切磋琢磨する姿にみんな輝いて見えました。自分も演劇を経験したことがありますが、苦難を超えての達成感は今でも忘れられません。
読んでいて、その頃の雰囲気がよみがえってきました。

いじめといった陰の要素はありますが、あまり暗い雰囲気ではなく、熱き青春ドラマの空気感なので、楽しく読めました。

所々、無理矢理感はある印象でしたが、舞台にかける情熱や友情が伝わってきて、最後は清々しい気持ちにさせてくれました。

プロ集団で作り上げた舞台。実際にあったならば、どんな作品になったのか見てみたいなと思いました。

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Posted by ブクログ 2021年11月10日

演技をする上で、役をどう解釈し、自分の演技に昇華させるのか、
そこは役者さん個人個人で過程は違うと思うし、なかなか言語化は難しいものかなと。
それを先生は、小説の登場人物になりきって、その人がどうやって役づくりをしていくのか説明されているのが、すごいなと思った。

人間生きていればいくらでも、言葉で...続きを読むは顕すことができない想いを抱えているけれど、
それを第三者にもわかるように、その言葉にならない想いを言葉に落とし込む。
自分の淵から言葉を探し続けるというのは、自分に向かって戦いを挑み続けるような、過酷な作業なんだろうなと想像した。

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