【感想・ネタバレ】ハーバードの 人の心をつかむ力のレビュー

あらすじ

ダニエル・ピンク大絶賛!実力以上の結果を出し、人より抜きん出た存在になるには、努力と能力だけでは足りない。周囲の人の認識を自分の味方にし、だれから見ても魅力的な人物になる力「EDGE」を手にすることで、思いどおりの人生を歩むことができる。全米が大注目するハーバードの教授、待望の書!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ハーバードの人の心をつかむ力 という文言に惹かれて購入。EDGEを獲得した数名を紹介していく流れ。参考になる点は大いにあった・しかし、一つ一つの話が長く、読むのが億劫になっていた。
EDGEのサイクルを回すことで、自分らしさをみつけ次のステージへいけるのではと思った。まずは自分の過去と向き合いたいと思う。
アシュトン・カッチャーさんの言葉は今後の人生において大切にしたい。

以下読書メモ
・エッジを作り出すとは
→不利な形勢を逆転し、独自の強みに変えることを指す
・EDGE
E→相手を豊かに(エンリッチ)
D→楽しませる(ディライト)
G→こちらから望む方向に誘導する(ガイド)
E→以上の流れを繰り返し、努力を惜しまない(エフォート)

・名言:ロバート・ルイス・スティーヴンソン(作家)
→「人生では強いカードを揃えればいいだけではない、弱い手札でどう勝負するかだ」
・どんな弱い手札であっても、他人にどういわれようと関係ない。新たな信条を
→「未来は今よりよくできるし、私にはそうするだけの力がある」

〇Enrich
・ノーベル賞の不公平の話
→自分の価値をどのくらい認識してもらえるかに固執する
 →実際にもたらす価値を軽視・忘れてしまう
・飛びぬけた才能だけ磨けばいい(自信のあるスキルだけ。あとはそこそこでもいい)
・自分の基本材料を見極める(強み・弱み)
◇トーマス・ワトソン(IBM創業者)
「私は天才ではない。ただ、いくつか得意なこともある。そして、できるだけその得意な分野から離れないようにしてきた」
◇チャーリーマンガー(ウォーレン・バフェットの右腕)
「自分に適正がある分野を見つけなさい。自分には適正がない分野で、人と勝負しようものなら、あなたの負けは確実」
→自分の基本材料は何か(能力の範囲内で戦っていく)
→弱みを知ったうえで強いところ(自分の適性があるところ得意なところ)で戦っていくことを意識する
・自身の経歴・独自のストーリーも基本材料の一つ
→自分の植えられた部分を過小評価しない
→そこがだめなら競争率の低いところで勝負する
・あまり混雑していないところを探す
→それがわかったら、経験不足の状態からその道のプロデューサーに進化しよう

〇Delight
・準備しすぎは無用の長物
→準備しすぎはかえって身動きができなくなる
→相手を楽しませられなくなる
(鶏のコンタクトの話。トッドのソフトウェア金額決められない話)
・相手に合わせて無理をしていると、大きな悪影響を及ぼす
→素の自分で楽しませる。不自然であると相手は警戒する

〇Guide
◇アシュトン・カッチャー(アメリカの俳優)
「周囲の人たちに何か一つしたら、その次は自分のために何か一つする」
→人のためにすることは大切だが、自分の人生を豊かにすることも忘れることなく、バランスをとることが大切だ
・ありのままの自分をだすとは・・
①自分と他者を比べるのではなく、自分の中のさまざまな自分を比べてみる
②「人生は韻を踏む」ものだということ(繰り返し起こる状況、成功と障害物の類似点)
③人生で繰り返されるパターンが見えてきたら、絶対的なものを求めるのではなく方向性を見つる(正しい方向と間違った方向を区別する)
・人はそれぞれ光り方が異なるダイヤモンドである
→自分に様々な面があり、それが見ている人に対してどのように輝いているのかを把握すること(自分の輝いている部分を見てもらえるように他者を誘導する)
・相手があなたに対する固定観念をいっそう強めてしまえば、あとからその考えを覆すには多大な努力を要する
→主導権をにぎるためにも、こちらから伝えることを心掛ける
★過去を振り返る
・どんな失敗をして立ち直ってきたか
・過去と向き合うために年代風に振り返ってみる
・一番ダメなことは「過去を振り返らないこと」
 →自分を説明できないと、勝手にレッテルを張られる

〇Effort
・エッジをつくる前に、まず、あなたのこれまでの恨みや後悔を手放すこと
→リシャブの話 恨みを手放す
→コツ:もともと不利なカードしかない。人生は公平でないと自覚すること
→がんばり プラス

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2022年08月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

この本で述べられているEDGE(エッジ)を一言で言い表すならば、「優位性」と言い換える事ができるだろう。

この本では、人の思考や判断は全て、先入観や固定観念の上に成されている…というニュアンスが、多くの小話を通して延々と語られている。

そういった強力な影響力を持った認識の力(要は先入観)に対して、どうやってEDGEを獲得していくか…という事を、順を追って説明してくれているのがこの本である。

偏見のために、不利な状況に陥ったとあっては、確かに!たまったものではない!!…というのが多くの人の、共通の人情だろう。

私もそう思う。

ではEDGE(優位性)を分解すると、Eはenrichの略で相手を豊かにする。つまり、相手にメリットを与える事と考えてOK。

Dはdelightの略で、相手を楽しませるという意味。楽しませると言っても、笑いをとるとか、面白がらせるといったニュアンスではなく、「興味を持たせる」「注意を向けさせる」といった意味で抑えた方が良いだろう。

Gはguide(ガイド)で誘導する。これは、このままの解釈で良いと思う。

最後、Eはeffort(努力する)。これも、このままの意味で捉えて良いと思う。

この書籍は、以上の4つのキーワードについて、たくさんの小話を用意して、どうやってEDGEという優位性を獲得するかという事を説明してくれている。

著者は移民であり、しかも女性で、幼少期からたくさんの偏見を受けて育ってきている。

EDGEとは、著者ならではの生きるための、処世術であり、自分の能力を正当に評価させるための術と言っても良いのかもしれない…これも私のこの本を読んだ偏見なのかもしれないが…。




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2023年12月31日

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