あらすじ
七夕の日、裏店の住人総出で井戸凌いをしているところに、伊勢崎町の熊伍親分がやって来た。夢之丞に、知恵を拝借したいという。二年前に行方不明になった商家の娘・真琴が、溺死体で見つかったのだが、咽喉の皮一枚残して、首が斬られていたのだ。一方、今度は水茶屋の茶汲女が消えた。二つの事件は、つながっているのか?(「星の契」)。親子、男女の愛情と市井に生きる人々の人情を、細やかに粋に描き切る連作シリーズ、待望の第二弾。
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Posted by ブクログ
出入師はお金をもらって揉め事を収めるしごと。
岡っ引きのそれと、どうしても重なることから、いささか互いに気が悪かった。
だが、2年前に攫われた大店の娘が首の皮一枚残す斬首の状態で発見されたことから、隣町で前日茶屋に勤める娘が行方不明という事件が、根っこが同じところでつながるのでは?二つの街を仕切るそれぞれの岡っ引きから協力を要請されることに。
頑なな母親も、最近は鼓の稽古を依頼されたりと、町民との触れ合いが多くなり、徐々に変化が。
シリーズ2巻。おもしろい!