あらすじ
工場の煙に覆われた螢光町の片隅にある、「光クラブ」と名づけられた少年たちの秘密基地。その場所で、ある崇高なる目的のために作られた「機械」が目を覚ました。「機械」の正体とは―!? 80年代、伝説の劇団「東京グランギニョル」の舞台を、鬼才・古屋兎丸がマンガ化した衝撃作
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匿名
続きが欲しいってなるけどやっぱりこの短さだから儚く美しいと思うのだろう、何にそんなに心奪われるのか分からなかったけどこれを見たあとならわかった気がする
Posted by ブクログ
エログロ満載。「耽美」という言葉がぴったりの作品。最後はもう全部ぐちゃぐちゃで面白いまであった。ゼラとジャイボのせいで新たな扉をこじ開けられた気がする。
Posted by ブクログ
これがアングラなんですね……
前から気にはなってたけど読んでなくて
グロいのちょっと苦手意識あったけど全然いける、これのおかげで性癖歪んだ、、タミヤどこまでもかっこよくて好きです
Posted by ブクログ
白い肌、黒の学生服と帽子、赤い薔薇と血。
ただひたすらに耽美って感じ。厨二っぽいけど好き。
雷蔵が好きだったな~。何もしてないのに可哀想だった…
素晴らしい
愛し愛されるの全てがある、人を狂気的に愛するとはなんなのか、人から愛され自分がそれに気付かぬままに依存しているそんな物語。
愛とは狂気であり、人間を狂わすもの
ひええ
ライチとカノンの淡い恋模様が美しく、ジャンボのゼラへの異常な執着や愛憎が鬱くしく。光クラブのメンバーの最期は完全に自業自得なんだけど、不思議と助かって欲しいとも根底で思ってしまい、死にゆくたびに「あー助からなかった…」となんとも言えない感情になりました。
なんだかんだデンタクだけハッピーエンドな気がします。歓喜の中で死ねた訳ですから。カノンは生き残ったけどライチを失ってしまいましたからね。
Posted by ブクログ
グロとエロの描写が容赦なく続くなか、ロマンチックも同時進行しているので素敵だと感じる。
14歳という大人でも子供でもない特殊な年齢のコミュニティ、ジャイボとゼラの背徳的な関係性、美少女カノンと人の心を持ったロボットライチ
最後のカノンが鎮魂歌を歌いながら崩壊していく光クラブを背景にライチとダンスを踊るシーンは至高。
ゼラの肥大化した自我と、それぞれの少年たちの自我。必然的な裏切り。この裏切りには子供から大人に成長する過程にある自らに対する「特別性への期待」が不可欠だと感じた。
統率のとれた組織、子供らしくない活動、社会からの逸脱、カリスマへの盲目的な期待からなる光クラブの結束は自らの特別性を肯定していく感覚だったと思うし、だからこそ中でも主人公性の強いゼラへの裏切りも起こった。
よくある読者を怖がらせてやろうというだけのグロではなかったので、最後まで気持ちよく読めました。
単行本未収録の目覚めたダフの読み切り漫画を読むと読後感が更に良くなる。
Posted by ブクログ
劇が原作とあるだけ、漫画読んでるのに劇を見てる時のような臨場感が感じられて新感覚でした。
初っ端から地下アジトのような場所で何人かの少年が同中らしき男の子の目を潰すとこから始まり、その後現れた女教師も殺されてしまいます。
どうやらこの少年たちはこの地下アジトで巨大ロボットを造っているそう。このロボットを使うことにより世界征服を企んでいて、醜い大人を始末したいそうです。
そこで作戦を覗き見した男の子と女教師から情報が漏れることを危惧して殺した。
カノンとライチが踊ってる場面から光クラブメンバーの警笛が鳴る場面への移り変わりなんかまさに劇でありそーって思いました。穏やかな雰囲気から急に不穏になるかんじが。
グロだけじゃなくて驚いた
以前ネットで話題になっていたのを覚えていて、読みたいなと思っていた作品でした。
グロ描写の多いアングラ作品だと思っていましたが、なぜ人気なのか分かりました。
ライチとカノンが心を通わせる描写がとても素晴らしかったです。
一見すると恋愛として成立しなさそうな組み合わせですが、アングラな作風のおかげですんなりと入ってきました。
エログロ描写もあったにも関わらず、読んだ後は幸せな恋愛映画を観たようなあたたかい気持ちになりました。
崩壊していった光クラブとは反対に、ごく当たり前の人間らしい気持ちを育んでいった2人には幸せになって欲しいです…
Posted by ブクログ
個人的に、大好き。
美しい絵に残酷なストーリー。
飛び散ってゆく血さえも美しく思える。
大人になることを極端に嫌う少年たち
「体の成長は罪ではない、大人になるまで生きることが罪なのだ」
何故かこの言葉がとても心に残る。
Posted by ブクログ
小学生中学生の頃に夢中で江戸川乱歩全集を読んでいたり、ホラー漫画や洋画ホラーを観て育ったので私自身はエログロ耐性があり、テンポ良く進むストーリーに痛快さも感じた。
世界観も漫画のタッチも唯一無二な感じでやっぱり人気な作品というのはすごいなぁと読後思った。
私自身はドハマりはしないけど、ふとした瞬間に登場人物のことを考えてしまうから、こころに残るってこういう作品なんだなぁ…と。
ひかりクラブを最初に作った3人の絆はなんだかまだ純粋で、少し光だった。
カネダが不憫だった…
Posted by ブクログ
めちゃくちゃ耽美でシソツヨ(無知故の正義の暴走が主だけど)で、少年たちの暴力的なかっこよさがあったな。
「美の果実」とされるライチは、楊貴妃も愛した。それをエネルギーとする無機質なマシン「ライチ」が、カノンの温かい人間味の授与によって、ライチが1番光クラブの中で人間味のある存在になるのが、良い。
無知(人間でいう赤ちゃん)から、沢山のインプットによって成長していく過程で、最初はゼラのライチの使い方とかから、殺戮マシンになると思ったけど、デンタクの密かな野望(『感情』のプログラミング)との邂逅によって、実はライチが感情を持ち『人間』になることが、必要性に沿ったものであったことに気づく構成が美しい。
個人的にはタミヤ・ライゾウ・ゼラ推し。
ゼラの黒い星かっこいい(悪のカリスマ的なネ)。
結局、光クラブはあんなにも「美」「美しくあること」に固執していたのに、ゼラの一番の側近で精神的距離も近かったジャイボの「嫉妬」(個人的には七つの大罪で1番醜いと思う)が、光クラブ崩壊の全ての元凶になったのが、皮肉が効いていて良い。
そこまでグロくなかった。
あくまでもかれこれ二十年近くホラー漫画読み続けて慣れている私比です。
立ち読みにはグロシーンが含まれていなかったので、私が読めないほど酷かったらどうしようと恐る恐る購入しました。
この漫画と作者の存在を知ったのも今日ですw今日知って今日買う賭け。直視出来る程度で良かった。
買う前に内容を調べて《便器で貫通》という状況に衝撃を受け、全く想像がつかず「そんなこと可能なのか!?」という思いで、実際のイラストでどういう事かを確認したかったので。
あと、ジャイボがタマコちゃんを凌○って、異物挿入の事だったんですね。
小○生に鉄パイプって、想像しただけで身の毛も弥立ちます。
読後沈んだというレビューもあったのですが、私には次々と殺されていくラストは寧ろカタルシス。非常にスッキリしました。もっとやれ的な。罪無き人の殺害も行ったのですから、当然の報いでしょう。(いじめっこは別と考えています)
とりあえず一言「ゼラがクズすぎ」。
ジャイボが可哀想すぎる。
カノンが生き残って良かった。
ライチとの交歓は本当にほのぼのさせて頂きました。
余談ですが、肉眼カノンよりも、ライチを通してのドット絵カノンの方が可愛いと思いますw
なんだかんだで中毒性があり、また読みたくなってくる作品。
前日譚も買おうかな…?