【感想・ネタバレ】剣樹抄 インヘルノの章のレビュー

あらすじ

陰謀の陰に老中が!? 傑作時代エンターテインメント第3弾!

歴史時代小説には、吉川英治『宮本武蔵』、藤沢周平『蝉しぐれ』、宮本昌孝『剣豪将軍義輝』、葉室麟『あおなり道場始末』など、剣の修行を通して成長する若者を描く青春小説の系譜がある。
冲方丁〈剣樹抄〉シリーズも、この列に加わる作品である。末國善己(解説より)

地獄にとどまり、地獄を払え――

大火を引き起こした「極楽組」首魁・極大師は水戸光國のもとに自ら降った。
柳生義仙と廻国修行の旅に出ている六維了助は、逃げた配下の3人を追う。
東照宮討ち入りの謀反に関東での切支丹集団の潜伏、松平伊豆守の影――。
絡み合う魔の手から光國と了助は江戸を守れるのか。
傑作時代エンターテイント完結!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

剣術の師の元、了助の成長を描く剣樹抄。面白かった。
1巻では了助の過去が描かれ、2巻では仇が光圀であることを知る。3巻の本作では仇である光圀の背後にいた存在にまで辿り着くとともに復讐の上をゆく赦しを行うという成長を見せる。
剣を通じて悟りを開いていくのは王道のストーリーではあるものの異能の仲間や諜報戦、バトル描写など読みどころが多くて面白かった。

0
2024年06月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

シリーズ3作目
ようやくここまで
うまく物語が分散しているので、余計な感情移入がなかったことが、登場人物の立ち位置、バックグラウンドを知る上で足枷とならず、正面から取り組めた
前作までのもやもやとしたものが昇華され、立ち込める暗雲の下でも、その向こうには青空があるのだなと、つくづく思う

0
2024年07月18日

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