【感想・ネタバレ】母さんは料理がへたすぎるのレビュー

あらすじ

山田龍一朗は、今春なんとか志望高校に入学できた15歳。山田家の父親は三年前に事故で他界。会社勤めの母親と、幼稚園に通う三つ子の妹たちの面倒をみるのが龍一朗の役目。もともと料理は好きだけど……。それぞれつまづいたり、悩んだり、助けられたりしながら日々を刻んでいく山田家と龍一朗を、こまやかで確かな筆致で描いた青春と成長の物語。第1回「おいしい文学賞」受賞作!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

高校生の男の子と、料理の下手なお母さん、三つ子の妹たちの家族の物語。
母子家庭で、仕事をしているお母さんの代わりに家事を切り盛りする男の子の、学校生活と家事の両立、進路の悩みなど、等身大で描かれていて、自分の高校生時代とは性別も状況も違うけど、感情移入して読めました。
妹たちの「三つ子」という設定は突飛だと思ったけど、3人でワンセットな団結力と、それぞれが個性を求めてもがく様子が、うまく描かれていたと思います。
時々天国(?)のお父さんが出てくるのが、唐突にファンタジーになるので最初は違和感があったけど、切なくて、それでいてほんわかとした気持ちになりました。

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2022年05月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

突然、事故で亡くなった父に代わって家事をする龍一朗、絶望的に料理が下手な母、3つ子の妹達。父は亡くなっても父なんだよね。渉の行ける世界は不思議だけど、あったら素敵だなぁ。琴子さんが抱えていた後悔…泣けたな。蛍ちゃんの初恋は、その歳でその発言はないよなって思うけど、みんないい人で、いい人過ぎなくて、応援したくなる。

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2020年05月23日

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