あらすじ
王子が敵の手に落ち意気消沈するタンガの陣に、国王ゾラタス率いる援軍が到着した。迎え撃つデルフィニア国王ウォル。両軍の王を将とした大軍が国境の砦をはさんで対峙する。パラストを加えた大華三国は三どもえの戦乱に突入するのか!? デルフィニア王妃リィの存在が、すべての「鍵」を握っている……?
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
デルフィニア戦記8。
結婚式の途中に隣国タンガとの対戦へ向かうことになった国王軍。
ドレスを破いて動きやすくし戦う王妃リィの姿は想像たやすく頼もしく。
国王の結婚により、周りの公爵たちにも縁談話が出て来て、なんだかちょっと楽しい場面が多かった。
Posted by ブクログ
とうとう、リィが魔法を使っちゃった!
まぁ、使えてもおかしくはない(なにしろ人外ですから)んだけども、一線は超えてほしくなったというのが個人的な感想ではある。
ウォルやバルロ、ナシアスをはじめとして、主要人物のほとんどはヒーロー性やカリスマ性、戦での強さは常人離れしてるけれど、あくまでこの物語の推進力は、人々の想いや地に足をつけている力だったから。
確かに今までにも、魔法街といういかがわしい場所は出てくるが、これも表向きは玉石混交の、占術や呪術を扱うというレベルで、そういうものは古来から実際に人々の間に息づいていたものだと思うのでまだ許容範囲だけれど。
リィが使った魔法は、まるで彼女が堅固な城壁をいともあっさり飛び越えるように、その"ありうるもの"という枠を軽々と超えてしまっている気がするのだ。
それがまかり通ってしまえば、なんでもありになってしまって面白くない。
これが異例中の異例であってほしいな、と切に思う。
さてそれはそれで、前巻から引き続きらぶろまんす、王宮近辺には春の嵐が吹き荒れておりまする。筆者曰く「めろどらま」だそうで。
そのなかにありながらも、両隣の大国との衝突は避けられない模様。
純朴でぼんやりしてそうなウォルの意外なしたたかさ、腹黒さにまた心臓打ち抜かれています←ここにも春の嵐が吹き荒れている者がひとり。
Posted by ブクログ
もう何度目か判らない再読中。
コーラル城は恋の季節、タンガとの戦いを終えそれぞれが人生の伴侶となるべき相手と…。
好きなシーン…バルロがリィを押し倒してしまうところ(笑)、腕を斬られたイヴンが平静を装うところ。
Posted by ブクログ
婚礼衣装のまま駆けつけたウォルとリィはタンガの王子を捕獲。しかし、タンガの国王ゾラタス率いる援軍が到着し…。ラモナ騎士団長・ナシアス、ティレドン騎士団長・バルロには結婚の話が舞い込む。そしてシェラは偶然シャーミアンに男であることがばれてしまうが…。
(感想)
どうにか戦争に一段落ついた後、周りの人々の生活模様が描かれていて楽しめる巻です。色々と今後の展開に重要である伏線も登場しています。しかし、この巻の一番の主役はやはり戦争でも大活躍、そしてシャーミアンを止めたイヴン!彼は将来的にシャーミアンとくっついてほしいのですが、どうなることやら…。
Posted by ブクログ
デルフィニア戦記第八巻。ランバー砦での戦況は上々。イヴンとタウの自由民は敵の猛将の首級を挙げ大活躍。結局タウの東峰を手に入れ和睦となった。一方、コーラルではあの人もこの人も恋の季節の予感vそして黒いのの挑発を受け自分を鍛えなおすシェラだが、うっかりシャーミアンに見られてしまう!止めに入ったイヴンは大怪我を負い、リィは秘められた力で奇跡を起こす。睨み合う大華三国は銀鉱を抱えるタウを巻き込み、それぞれの思惑が交錯する。男装の麗人ロザモンド登場、この人も色んな意味でツワモノvほんの少しだけどルウも登場v
Posted by ブクログ
総力戦が膠着しはじめたデルフィニアとタンガ。もちろんデルフィニアの方が優勢だが、この戦にばかりかかりきっている場合ではない。
とりあえず和議を結んだ二国だけれど、この時の条件が後々世界のバランスを崩すことになる。
さて、束の間の平和を迎えたデルフィニア宮殿は、なんと一気に恋の季節。
伏線も何もなくて、誰と誰がくっつくのかは一目瞭然ではあるけれど、まあしょうがないね。
たまには王宮らしいことも書かなくては。
というわけで、のんびりまったり。(だけじゃないよ)
Posted by ブクログ
「風塵の群雄 デルフィニア戦記8」茅田砂胡
大長編ファンタジーシリーズ。
@電子書籍 16 冊目。
主要登場人物の恋模様。ま、別に読んでて嫌いではないですが、一度この手の話が進んでしまうと得てしてそればっかりになってしまいますからね…。
にしてもタウの隠しダネはちょっと予想外だったなあ!(4)
Posted by ブクログ
タンガとの戦いに勝利したデルフィニアの元に、タウがとんでもない秘密を持ってきた。
それを理由に新たな戦いを始めようとしているのだが、それはそれ。
戦と戦の間のささやかなひと時。
王宮中はまるで恋の季節がきたようになってしまう。
バルロの婚約者が発覚したり。
ナシアスが意外な人といい感じになっていたり。
イヴンの恋の相手がとんてもないところから現れたり。
そして、なんとかウィルの愛妾を探そうという動きが再度、動き始める……
いやなんか、びっくりしました。
これまで読み続けて、こんなラブロマンスな事態に発展するなんて……。
あっちでもこっちでも恋の花が咲くなんて、びっくりしました。
でもどのカップルもすごく好感が持てるカップルなので、こういうの間に入れてくれるのはとても楽しかったです。
私は大好きです!
シリーズの続きを読む上で、とても必要なものみたいなのですが、こういう閑話休題的なものも長いシリーズには必要なんだなあ、と思いました。
Posted by ブクログ
リィの力を発揮するために、腕を切られたイヴン…。可哀想。リィは本当になんでもありだなぁ。ナシアスとラティーナの関係が落ち着いてて素敵。にしても魔法惑星って…。これからの展開がちょっと不安になる。
Posted by ブクログ
【デルフィニア戦記8巻】皇太子を人質に取られ、押され気味のタンガの陣に国王率いる援軍が到着した。迎え討つデルフィニア国王。パラストの不気味な動きも加わり、三国は三つどもえの戦いに突入するのか!?