【感想・ネタバレ】獅子の胎動 デルフィニア戦記6のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ウォルの欠点が見当たらないなぁ。
リィはまぁ、人外(!)らしいのでいいとして、ウォルも神様みたいなパーフェクトぶり。
女性関係に疎いというのも、私から見れば欠点ではなくむしろ好ましい部分だ。
周囲を欺くためとはいえバルロへの怒りっぷりは半端なくて、実情を知っている読者なはずの私まではらはらする始末。(単純すぎる私)
そのバルロに対して肩を抱き謝罪する姿にうっかり涙腺が緩んじゃったぜ、このやろう。
後に獅子王と呼ばれるだけのことはあるわ。まさに「獅子の胎動」のタイトルに相応しい内容。

刺客としてリィの元へ送り込まれたシェラは、予想通りの位置におさまった。

暗殺集団ファロット一族を統べる者。
豊かな大国、デルフィニアを虎視眈々と狙う隣国。
物語のスケールは広がり続ける。今後も目が離せない。

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2013年05月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

バルロとナシアスとの友情、信頼。
何度読み返してもおもしろい。

好きなシーン…北の塔での酒宴、ふたりの肩を抱くウォルの姿。

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2012年08月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

極秘の国王命令で、国王の仲裁を無視してマグダネル卿を討つことになったバルロ。(ややこしいな)
そのバルロより先にマグダネル卿を殺すようファロットの組織に銘じられるシェラ。
しかし、結局バルロがマグダネルを討ち、そのうえ凄腕の殺し屋であるシェラよりもはるかに腕の立つ殺し屋が出現する。

国対国の駆け引きもさることながら、ファロットという暗殺請負組織が興味深い。
何も知らない子どもの頃から、村をあげて殺し屋を育て上げる。
というところまではシェラも知っていることだが、どうもそのような組織が各地にいくつもあるらしい。

自分が絶対と思って信じていたものが、実は大勢の中の一つだった。
これはある意味、親離れの話だろう。
自分自身というものを持ったことのないシェラが、どうやって自分になっていくのか。
それもこれからの楽しみだ。

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2018年08月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 ようやく続きを手に入れました!
 デルフィニア戦記。

 大人買いしてしまえば簡単なんですが、そうじゃなくてちまちま買い揃えることに変に燃えたりしています。
 というわけで、ちょこちょこ買い揃えたのを少しずつ読書中です。
 とはいえ、どこまでそろっているのか、イマイチよくわかってなかったりもしています。
 引っ越しのときに「とりあえず」でダンボールに押し込んじゃったりしているので、それがなかなかどこに行ったのかわからないんですよね。頑張ります。

 そんなことはさておき、本の内容ですが。
 今回の主人公は、バルロ。
 国王である従兄君のこっそりの命を受けて、血のつながったおじであるマグダネル卿の退治に出かけます。
 これにはちょっとややこしい条件があって。
 国王の命はあくまでも内々のものなので、あくまでも「バルロが勝手にやったこと」。
 むしろ国王は、この事態を招かないように、二人を謹慎させていたのだから、どっちかっていうと外面的には国王の命にそむいた形になってしまう。
 そこで、あくまでも「国王は怒ってる」という体を作って、むしろ他の人に「まあまあ」と言わせてしまって、結局バルロを守ろう――という作戦なんですが。
 そこに厄介なやつらが絡んでくる。
 端的に言えば、それの一番の糸口はリィ付きの女官・シェラなだけれども、そのシェラが絡んでいる一族が動き出して、何やらきな臭い様子。
 一難去ってまた一難で、やっぱりウォルの言うとおり、国王の仕事は楽じゃないなー……と思うわけです。

 いっぱいいっぱいばら撒かれた伏線を回収しながら、なおかつ新しい伏線へと繋がっていく巻なので、ぜひ読んでください!
 姿の見えなかった個性の違う、二つの隣国の王も登場するのでまた楽しめそうです。

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2018年02月05日

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