あらすじ
病気が傷つけるのは「肉体」だけじゃない。だから、「医療ソーシャルワーカー」が必要だ。社会福祉×医療――今の時代を切り取る新医療ドラマ、開幕!
主人公・犬飼賢児は新人「医療ソーシャルワーカー」。医療ソーシャルワーカー(通称MSW)は、医師や看護師とは異なる社会福祉の観点から患者を支援する仕事だ。
病気やケガを負った時には、様々な問題(お金、仕事、家族…)が浮き彫りになる。MSWは患者が抱える痛みに寄り添い、となりで支える。
患者が望んでいることは何か? そのために自分は、病院は、社会は、何ができるのだろう。一緒に答えを探していこう。
第1話「脳卒中と職場復帰」
第2話「アルコール依存症と育児」
第3話「がんと治療費」
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脳卒中
・MSW:医療ソーシャルワーカー。患者の病気や怪我、その後遺症から起きる問題や不安に寄り添い、
その後の治療や日常生活をスムーズに送れるよう、社会福祉の立場から患者を支援する人々。
・「お金って大事ですよ。だって生きてるんですから!」
・「まだ自分の身体の変化を受け止められていない。今までできていたことができなくなって、
日々少しづつ無力感が蓄積されてしまう。そんな中で自分が本当はどうしたいのかなんて考える余裕もない」
・「会社って「人」で出来ているのに、その「人」を守らない会社ってどうなんですか?」
・「私どもの仕事は患者が中心なので、どうしても御社が組織として個人を特別扱いできない、と言うのはよく分かります。
しかし、これって本当に特別扱いなんでしょうか。くも膜下出血は発症すれば1/3がその場で亡くなります。
1/3は重い後遺症が残る恐ろしい病気です。リスク要因は様々。遺伝や高血圧、喫煙、不規則な生活、長時間労働。
いつ誰が急になってもおかしくない。病気は真の意味でフェアですから、従業員が何らかの病気になった時に、
個人を尊重した柔軟な対応をする。これは有賀さんだけではなく、いつか他の全ての人の利益になると思います。
そのほうが企業のイメージとしてもクリーンですしね。逆に最近は企業の不誠実な対応を、従業員がSNSで告発したりして、
問題になったりもしますよね。本人以外のどこが火元になるかなんて分かりませんよね?」
・「頑張ったのに自分に裏切られるなんて全然思わなかったよ」
・「終わってなんかいません。有賀さんは終わってなんかないです。前の自分に戻れなくても進んで行ける。
MSWも病院も有賀さんの味方です。会社も復帰を待つと言ってくれました。
障害があっても仕事をされている方はいます。それには周囲のサポートと、本人の大変な努力が必要ですが。
有賀さんならできるって、僕は信じてますよ」
・「病気になったからって”ハイ、それでおしまい”じゃないんです。映画だってそうでしょ。
エンドロールの後も、人生(物語)はずっと続いていくんです」