佐倉旬の作品一覧
「佐倉旬」の「ビターエンドロール」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
「佐倉旬」の「ビターエンドロール」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
少年・青年マンガ
ゴミ屋敷
・ゴミ屋敷の裏側には、体力の低下や認知症、また精神疾患などがあって、
その結果「片付けられない」「捨てられない」「増やしてしまう」ということになってしまう。
・ゴミ屋敷はいろいろな問題が見える形になった現在進行形の結果である。その最終地点は孤独死。
・ゴミ屋敷になる原因は複雑でも、大きな共通点はある。それはセルフ・ネグレクト(自己放任)だ。
健康、生命、および社会生活の維持に必要な個人衛生、住環境の衛生、もしくは整備、または健康行動を放任・放置しているということ。
・「自分のために何かするってすごーく難しいじゃない?」
・「どんなに頑張っても自分のこと大切に出来ないと元も子もないって俺は思うね」
・「普通はゴミ屋敷になんかならないし、その手前でちゃんとするだろ。
そういう最低限のことすらできてなくて、人に片付けさせて。
自分でどうにかしようって気がない奴に、何してやったって結局無駄だと思うけど」
「…どうして自分に見えることだけで、他人を全て分かった気になれるんですか?
あの家に行っただけで、僕たちはまだ彼女のことを何も分かってないんですよ」
・「一見簡単に見えることすらできなくなっている状態の積み重ねが、あのゴミ屋敷なんだと思います」
・「先生って、私がおばかさんだから話を分かってないんだと思ってるんでしょ?実際合ってるのよ。
先生はお医者さんになれるくらいお利口なんだもの。でも私、私は…両親が死んだ時に思い知ったのよ。
私からっぽなの。あの家以外なんにもない。
先生が正しいのは十分分かってるわ。でも…いえ、だから、先生には私の気持ちが分からないの。
言うこときけなくてごめんね、先生」
・「あの家に手放したくないものがあるんですよね?
だから清掃業者を入れたくない。…言いたくないことを無理に聞き出そうとは思いません。
でもこれだけは約束します。それがどんなものでも絶対に軽く扱ったりしません。
あなたの大切なものを壊したり取り上げたりしません」
「…犬飼さんなら、教えてあげても…いいかな」
・「自分でも気付かないうちに、あの家全体を否定して見ていた。それじゃ共同作業なんてできないですよね」
・「本人がすぐには変われなくても、少しづつ変わっていければ、それでいいんじゃないでしょうか?」
ヤングケアラー
・ヤングケアラー:本来、大人が担うとされている家事や家族の世話など、日常的に行っている18歳未満の子供や若者。
過度な負担により学業などに支障が生じたり、子供らしい生活を送る権利を侵害されている状態。
介護や育児といったケア労働は家族の中で解決する、という価値観の延長線上にヤングケアラーはいる。
ヤングケアラーの一番の問題は、彼らの存在が気付かれないことだ。
・「ねえ、犬飼さん。俺、お父さんの力にちゃんとなれてるかな?」
「景都くんはもう十分頑張ってるよ」
「…だといいなあ。俺の家族の話、聞いてくれてありがとね」
・「患者と家族の意見が反映されていない支援計画なんて、成立する以前の問題。誰が金払うと思ってんだ?
支援を受けるのも、それに金を払うのも患者とその家族だろうが。
不満なのは分かるが、ちょっと頭冷やせ」
・「いつからだ?なんで言わなかった?」
「何が…」
「全部だよ、ばあちゃんのことも全部…何でもっと早く…
お父さんはっ…お前にそんなことさせたかったわけじゃないんだ」
・「…景都に聞いたんです。家のことはほとんど景都がやっていたって。
瑠香の面倒だけじゃなく…母のトイレの介助まで、そんなことになっているなんて全然分かってませんでした。
あの子たちの母親と離婚する時も言われました。何で…酷い状況になる前に気付かなかったんだ、って。
もっと早く対応できただろう、って医者にも。…妻本人にも。もう同じことはしたくないんです。
お願いします。もう前みたいに何もできないまま、家族が壊れるのは嫌なんです!」
・「焦ったりすんな。今あの家族のことが見えてるのは、お前だけなんだよ」
・「仕方がないとか、自分が頑張るしかないとか、それは本当の解決じゃないんだよ。
自分が壊れないために、人に助けてもらうのは大事なことなんだ。
誰かの優しさや一生懸命さに寄りかかって、無理をして家族を成り立たせるのはだめなんだよ。
無理を続けて不幸な結果になることだってある。取り返しがつかないことだって…
そうならないように僕たちがいるんだ。ここからは僕たちに…背負ってるものを分けてほしい」
・「今まで家族を支えてくれてありがとう。遅くなってごめんね」
・何でもノートに書いて、情報を共有する。
脳卒中
・MSW:医療ソーシャルワーカー。患者の病気や怪我、その後遺症から起きる問題や不安に寄り添い、
その後の治療や日常生活をスムーズに送れるよう、社会福祉の立場から患者を支援する人々。
・「お金って大事ですよ。だって生きてるんですから!」
・「まだ自分の身体の変化を受け止められていない。今までできていたことができなくなって、
日々少しづつ無力感が蓄積されてしまう。そんな中で自分が本当はどうしたいのかなんて考える余裕もない」
・「会社って「人」で出来ているのに、その「人」を守らない会社ってどうなんですか?」
・「私どもの仕事は患者が中心なので、どうしても御社が組織として個人を特別扱いできない、と言うのはよく分かります。
しかし、これって本当に特別扱いなんでしょうか。くも膜下出血は発症すれば1/3がその場で亡くなります。
1/3は重い後遺症が残る恐ろしい病気です。リスク要因は様々。遺伝や高血圧、喫煙、不規則な生活、長時間労働。
いつ誰が急になってもおかしくない。病気は真の意味でフェアですから、従業員が何らかの病気になった時に、
個人を尊重した柔軟な対応をする。これは有賀さんだけではなく、いつか他の全ての人の利益になると思います。
そのほうが企業のイメージとしてもクリーンですしね。逆に最近は企業の不誠実な対応を、従業員がSNSで告発したりして、
問題になったりもしますよね。本人以外のどこが火元になるかなんて分かりませんよね?」
・「頑張ったのに自分に裏切られるなんて全然思わなかったよ」
・「終わってなんかいません。有賀さんは終わってなんかないです。前の自分に戻れなくても進んで行ける。
MSWも病院も有賀さんの味方です。会社も復帰を待つと言ってくれました。
障害があっても仕事をされている方はいます。それには周囲のサポートと、本人の大変な努力が必要ですが。
有賀さんならできるって、僕は信じてますよ」
・「病気になったからって”ハイ、それでおしまい”じゃないんです。映画だってそうでしょ。
エンドロールの後も、人生(物語)はずっと続いていくんです」