あらすじ
東京ディズニーランドで清掃のアルバイトをしている、永江環奈。ある日、彼女はテーマパークの顔として活躍するアンバサダーになれることを知り、挑戦を決意する。不可能だと言われながらも、周囲の応援を受け、夢に向かって前進する環奈。迎えた選考会当日は雨、さらに園内で大騒動が発生して。知られざる〈バックステージ〉を舞台に、仕事、家族、恋、そして働く者の誇りを描く、最高の青春小説。(解説・藤田香織)
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
こんなはずじゃなかったのに、思ってたのと違う、ってこと生きていく中でよくあることだと思う。そんな中でいかに変われるか、成長できるか、全部自分次第。どんな環境でも頑張る人は頑張る。環境のせいにせずに努力することが大切だと思った。
冷たいように思った吉島さんが、頑張れって応援してる姿見て涙…
アンバサダーにはなれなかったけど、それ以上に大きなものを得た主人公だった
Posted by ブクログ
前作と違って、主人公が抱える虚無感や家族に仕事を理解されない空気にリアリティがあって良かった。
話が終盤に向かうにつれて盛り上がっていく感じがすごく楽しめた。
前作を読み終えてからすぐこの作品を読み始めたので、後藤が出てきた時テンション上がった。
Posted by ブクログ
前作と同じく「思っていたのと違う」と感じているキャストが成長していって自分の仕事に誇りを持つまでの話です。
とても読みやすくどんどん読み進めてしまいました。最後はハラハラしました。
ゲストのためにできることをするというキャストの思いに感動しました。
どこまでが真実の話なのかは分かりませんが、ディズニーの裏側もちょっと知れて良かったです。
Posted by ブクログ
再読。改めて“夢の国”の裏側にある現実とそこで働く人たちの誇りに胸を打たれつつ裏方ツアーをおおいに楽しんだ。私達がいつ訪れても現実を忘れて楽しむことができるのはカストの環奈含め、そこで働くたくさんの人たちが世界観を壊さず頑張ってくれているからだと再認識。永江環奈の自己肯定感の低さや、直面する理不尽さや葛藤は実際の職場でもよくあることで共感しながら読み進めるが、楽しいだけの仕事なんてどこにもないと痛感。物語の結末は、夢物語ではなく現実をしっかり見据えたもので、それが逆に温かく心に残った。