【感想・ネタバレ】存在しない時間の中でのレビュー

あらすじ

世界各国から百名以上の研究者や大学院生が集まり、宇宙の始まりや仕組みなどの疑問に答えるべく日夜研究に取り組んでいる天文数物研究機関。ある日、若手研究者たちが主宰するセミナーに謎の青年が現れ、ホワイトボード23枚に及ぶ数式を書き残して姿を消した。誰も見たこともないその数式には、人類の宇宙観を一変させかねない秘密が隠されていた。つまりその数式は、この宇宙、そして世界の設計図を描いた<何ものか>が存在する可能性を示唆していたのだ。悪戯のように思えるこの不可思議な出来事は、日本だけなく世界中23もの研究機関で発生していた。にわかに<神の存在>に沸き立つ世界。ほどなく人類は、<神の存在>にアクセスしようと試みる。そして、その日から現実は大きく変わることになる――。『嫌われ松子の一生』『百年法』の著者が、生きることの根源的な意味を問う〝いま読むべき物語〟の誕生。 「この世界は何ものかが創ったものだ」と証明されてしまったら、あなたはどうしますか?

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Posted by ブクログ

ネタバレ

『今のこの世界は、誰が何のために作ったの!?』

難しい数学や物理の話が出てくるが、わからなくてもなんとなく雰囲気を感じれられればOK。科学→宗教→SFへと展開していくので、人により好みは分かれるかも… 10次元の世界、自分には想像できないけど、本当にあったら言ってみたいな〜

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2022年07月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

またまた壮大なストーリーだった…。『人類滅亡小説』と似た感じと聞いていたけどこちらの方が好みだし読みやすかった。
この世界、むしろ宇宙が本当に神によって作り出されたものだったとしたら…という想像がとても膨らむ物語。

序盤が数学や物理学の話から始まったので理解できるか不安だったけど大丈夫だったおもしろかった。
自分の過去の出来事を数値にして公式にできたら未来のこともわかるのでは、という辺りはもうなんかなんで数字でそんなことわかるの?な文系丸出しの感想なんだけど数学って奥が深いんだね…?

今作を読んでよぎったのが、東野圭吾のガリレオシリーズのドラマで、湯川先生がなんでもかんでもトリックを数式で表してて、テレビ映えを意識してるのだろうけどこのトリックは数式いらんやろと思ってたけど本当にアリバイ崩しとかも数式で表せたのかな?ということだった。

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2024年05月16日

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