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Posted by ブクログ
何度も読んでるのに何も書いてなかったので書く。
今回はリィが子どもらしいわがままを言う話――だとリィ自身は思っていると思うですが、欲しがったものが悪かった……
何とリィが欲しがったのは、「セントラルの美術館に展示してある世界的に有名な画家の絵」。
最もリィは最初はその価値がわからなくて(価値は最後までわからなかったかもしれない)、「いろんな人にあの絵を手に入れるにはどうしたらいいか?」と聞きまくったんだけど、皆「そんなことできない」の一点張り。
ただ、そんな時にその絵の盗難事件が発生して、リィは「絵を取り戻したらもらっていい」という約束を取り付けて……
という感じの話でした。
リィの主張は「常識」を知らないからこそ、まっとうな主張だったりするのだけれど、まあ「常識外れ」のリィの相手をさせられた人たちはかわいそうだな……とちょっとだけ同情します。
絵を巡るドタバタ劇なんですが、リィのめちゃくちゃさを堪能したい方は是非、読んでいただけるといいと思います。
いつ読んでも、このシリーズは面白いです。
Posted by ブクログ
宇宙連邦中に多くのファンを持つ名画、『暁の天使』
学校の行事の一環で美術館を訪れたリィとシェラは、その絵を見て驚愕を隠せない。
三百年も前に描かれたはずのその絵に描かれているのは、まぎれもなくルウであり、その横に展示されている画家の遺言は、明らかにリィにあてたものだからだ。
そんなことがあるだろうか?
と言ったってあるんだもんなあ。
リィが「この絵は俺のものだ」と言ったって、常識ある大人が相手にするわけがない。
そうこうするうちにその絵は盗まれてしまう。
「俺のものである絵」を取り返すため、リィは警察や父親をうまく使いながら真相に近づいていく。
でも、当然常識的な手段で真相に辿り着けるわけがなく、まっとうでない手段(リィの人間離れした身体能力とか、答えを教えてくれる幽霊の出現とか)で解決するのが嫌なんだよ。
もう少し葛藤とか煩悶とかないものだろうか。