【感想・ネタバレ】カエサルを撃てのレビュー

あらすじ

混沌とするガリア諸族を率いローマ軍に牙を剥く、美しくも残忍な青年ウェルキンゲトリクスと、政治家人生も終盤を迎え、劣等感に苛まれるローマ軍総督カエサル。熾烈な戦いの果てに二人が見たものは?

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Posted by ブクログ

ネタバレ

政治的に力の衰えてきた中年男カエサル。
属国である祖国を解放しようとする美貌の青年ウェルキンゲトリクス。

2人の攻防が最終的にはどうなるかどうなるかとハラハラしながら読みました。

目的を達成するため手段を選ばず人を思いやる余地のないウェルキンゲトリクスが、人としての感情に目覚めてから、そして過去の栄光にすがって政治的地位ばかり気にして生きているカエサルが、目の前の戦闘に目覚めた時から話はおもしろくなります。

私的にはウェルキンゲトリクスよりカエサルが気に入ってしまって、

「カエサルを撃たないで~」

と思いながら読んでました。

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2012年12月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ヴェルテン率いるガリアの戦いに対応する過程で、抜け毛を気にするしみったれたオヤジだったカエサルが指揮官として磨かれていく、というビックリな設定が佐藤氏らしい。ウェルテンに出会わなければさいは投げられなかった? ヴェルテンのキャラが、わがまま勝手で暴力的。実はそうみえて、不器用なだけのナイーブな彼なんです、、、なんてありがちなフォローもなく、とことん困った奴なのが面白い。

0
2011年05月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

佐藤賢一もこれで四冊目。だんだんと性的な味付けが全部一緒に見えてしまって困った。ウェルキンゲトリクス視点のガリア戦記と聞いて読み始めたが、実際のところは燦然たる若者の輝きが中年男をまばゆいばかりに照らし出す話だった。実質的な主役も覚醒カエサルの方だった。っぱローマよ。

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2021年09月30日

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