【感想・ネタバレ】ひなのころのレビュー

あらすじ

お雛様や、お人形とも話せた幼い日々、病弱な弟を抱える家族の中で、ひとり孤独を感じていた頃、将来が見えず惑い苛立った思春期。少女・風美にめぐる季節を切り取り、誰もが、心のなかに大事に持っている“あのころ”の物語を描き出す。期待の新鋭、初の文庫化!

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Posted by ブクログ

主人公の少女、風美ちゃんの4歳、11歳、15歳、17歳の子供ながらの悩みと成長を描いた物語です。
少女が年齢を重ねるとともに、同居する祖母をはじめ、家族も当然歳をとっていきます。そんな中でただひとり、歳をとらない登場人物(?)、それが稲子ちゃん。彼女は風美ちゃんの叔母にあたる、12歳でこの世を去った女の子。
やさしくて、せつなくて、ちょっと不思議で、なんだか懐かしい気がする小説でした。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

4つの章からなり、ひとりの女の子の四歳の春、十一歳の夏、十五歳の秋、十七歳の冬が連作で描かれている。
時の移ろいとともに少女が成長していき、取り巻く世界も変化していく。
ノスタルジックな風景、三河弁で話される台詞、あのころ感じた気持ち、、読んでいたら懐かしさでいっぱいになった。

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2009年10月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

序盤なんだか梨木さんっぽいなぁと思ってたら、中盤から後半でぎゃー!というか、身もだえしてごろごろしたくなるような展開に。
そうだよね、女の子の反抗期ってみんなこうかもなー的な。
それとなんとなくとなりのトトロも思い出してしまいました。
こっちは口の悪い弟だけど。
いろいろと揺さぶられる小説でした。

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2011年06月12日

Posted by ブクログ

こどもってほんとーに、うまいこといかない!
いってやりたいことの2割も言えない!

でも、あのときの方が負けず嫌いにスジガネ入りで、
知恵のない意地だけで切り抜けようとして、
たくましい自分がいたような。

ひなのころ、はやさしい小説やファンタジーや家族愛や懐かしい小説じゃなくて
誰にでもあったこどもの時の思考回路です。

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2009年10月04日

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