あらすじ
将軍家毒味役の矢背蔵人介は、小姓組番頭・橘右近から深更、江戸城御用之間に呼び出された。橘から告げられたのは目安箱が消えたという事実。橘の密命を受けて動き出した蔵人介だったが、ことは仙台藩に関わり、強大な敵の姿が浮かぶ。勝負をかけた蔵人介は、罠にかかってしまう……。200万部突破の超人気シリーズ、著者が大幅加筆修正した新装版、待望の第四巻。
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Posted by ブクログ
今回の鬼役では、私の好きなキャラクターである鬼役の母上、志乃さまの活躍が顕著で嬉しい限りです。
こうなってくると、鬼役を読む理由は、志乃さまの活躍見たさです。
悪党相手に、“老女”と言われようとも、なんの、凄まじい薙刀で大立ち回り。
なぜこれほどまでに主人公の鬼役より、母上に魅了されるのか。
並の強さでない、薙刀の達人であり、
武家の女の凛としたふるまい、
なんで見通す目、
そしてあの無駄のない口調。
鬼役の息子、亡き夫共に、刺客である裏の顔に気がつかないはずがない。
本当は知っているのでは?
と、思いながら読んでいます。
ここにきて、橘右近、公人朝夕人土田がいい味を出してきたので今後に期待です。