【感想・ネタバレ】遺恨~鬼役(四) 新装版~のレビュー

あらすじ

将軍家毒味役の矢背蔵人介は、小姓組番頭・橘右近から深更、江戸城御用之間に呼び出された。橘から告げられたのは目安箱が消えたという事実。橘の密命を受けて動き出した蔵人介だったが、ことは仙台藩に関わり、強大な敵の姿が浮かぶ。勝負をかけた蔵人介は、罠にかかってしまう……。200万部突破の超人気シリーズ、著者が大幅加筆修正した新装版、待望の第四巻。

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Posted by ブクログ

今回の鬼役では、私の好きなキャラクターである鬼役の母上、志乃さまの活躍が顕著で嬉しい限りです。
こうなってくると、鬼役を読む理由は、志乃さまの活躍見たさです。

悪党相手に、“老女”と言われようとも、なんの、凄まじい薙刀で大立ち回り。
なぜこれほどまでに主人公の鬼役より、母上に魅了されるのか。

の強さでない、薙刀の達人であり、
武家の女の凛としたふるまい、
なんで見通す目、
そしてあの無駄のない口調。

鬼役の息子、亡き夫共に、刺客である裏の顔に気がつかないはずがない。
本当は知っているのでは?
と、思いながら読んでいます。

ここにきて、橘右近、公人朝夕人土田がいい味を出してきたので今後に期待です。

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2023年04月12日

Posted by ブクログ

短編ごとに、毎回様々なドラマが描かれ、新たなキャラが現れては去っていく展開はよく考えられており、江戸城内の複雑な役職や人間関係、業者との癒着や贈賄から派生する争いが話のメインとなる。
さらには幕府と朝廷の駆け引きも描かれているが、プロットが複雑ながら毎回似たような構成となりだんだん飽きてくる。ここまで内容があるのだから、短編ではなくて長編仕立てにしてもよいような気がする。

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2024年05月27日

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