あらすじ
「知らぬなら俺が“妻”を教える――」
披露宴の翌日、テオドシウスはリリアンと二人きりで食事に誘う。だが、夫婦の日常生活というものを知らない奴隷のリリアンは、どう振舞えばいいかわからずド緊張。そんなリリアンにテオドシウスは……。
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ヒロインが可愛くてたまらない^ ^ 天然だね。侍女達とのやり取りもちょっと面白い。
姫様独断の命令だから何も教えてもらってないっていうのが不憫だけど、でもそれが逆に良かったかも。
第8王子でありながら王太子になった王子は今まで酷い扱いを受けてきて今も過酷な立場で。リリアンの純粋さに惹かれるものがあるんじゃないかなと思うよね。
新たな敵キャラの登場。
お話としては、披露宴で二日酔いのリリアンの目覚めから、狩猟祭の不参加をアウグスタに咎められるところまで。
ここにきて、分かりやすい悪役が出てきました。ベアトリスとカルヴァリオ王は、まぁ悪役なんでしょうけど、この世界の価値観で言えば(あと王族の価値観で言えば)、奴隷の命はそんなに重くないのでしょうから、良くも悪くも普通の王族といった感じ。一方で新キャラのアウグスタは、明確な動機と悪意を持ってリリアンに迫っているため、ちゃんとした悪役は初めてかもです。とはいえ、他国の姫に対してすごいことしていますが、本当に大丈夫かと思ってしまいました。あと、アウグスタは美人という設定ならもう少し綺麗に描いてあげて欲しいと思いました。なんかケバくて人気ないキャバ嬢みたいな見た目だな、と。
リリアンがこの修羅場をどう切り抜けるのか、期待です。
【メモ】
・リリアン ... カルヴァリオ王国の奴隷。ベアトリスと同じ髪と目の色をしている。
・テオドシウス ... ジウスドラ王国の王太子。
・ベアトリス ... カルヴァリオ王国王女。駆け落ちするため、リリアンと入れ替わった。
・アウグスタ ... トバルカイン侯爵家の令嬢。テオドシウスの元婚約者。
王子も生き長らえるために苦労してきた口か。同じく利用されてきたはずの偽姫ちゃんの天然純粋真っ直ぐさに衝撃を受けてます。
さて、自意識過剰な思い込み令嬢のせいでピンチ到来!今度はどう切り抜ける?
匿名
ヒーローなりの愛
自分としては、描かれている表現が独特で興味深かったです。ヒーローの言葉には彼なりの愛が隠されているのではないかと思いました。