【感想・ネタバレ】失恋博物館(8)のレビュー

あらすじ

古都の博物館、風変わりな展示物だけを揃えた館には今日も寄贈のため誰かが訪れる。

デートを失敗しないための予習として失恋博物館を訪れた少年。周囲がカップルだらけのため萎縮していると一人の少女を見つけ声をかけた……。

人の数だけある想いの形を描き出す、未体験のミュージアムドラマ最終巻!

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この作品の舞台は「失恋博物館」。一見してガラクタに見えるようなものが飾られていますが、その1つ1つが、終わってしまった恋の「遺品」。名もなき個人の恋愛にまつわる思い出の品々が展示されています。
青春時代の切ない恋愛、納得のいかない恋、ただ来ては過ぎ去るだけの恋――さまざまな恋とその終わりがこの作品の中では描かれており、改めて、人は自身が登場人物である1つのドラマを生きているということを感じさせられます。

ニーチェには「大きな苦痛こそ精神の最後の解放者である。この苦痛のみが、われわれを最後の深みに至らせる。」という言葉もあります。それぞれの登場人物が、大きな苦痛を経て、どのような境地に至るのかも見所です。ぜひ、電子書籍で「失恋博物館」に足を踏み入れてみてください。

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Q

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完結が惜しい

「失恋」をテーマにした短編集。
舞台がクロアチア。日常にありそうな話と、クロアチアの辛い歴史を絡めてあり、心に沁みる名作。
短いのが残念。

0
2022年09月19日

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