あらすじ
時は奈良時代、聖武天皇と光明皇后の間に生まれた娘、阿倍内親王。 皇太子だった阿倍の弟は体が弱く、幼くして死んでしまう。 藤原氏直系で唯一の内親王となった阿倍は、皇太子として即位する。 藤原家の期待を背負い、女の幸せを捨て、阿倍の政治家としての日々がはじまろうとしていた… 史上初の女性皇太子となり、二度、天皇として即位した女帝の華麗なる生涯。
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この時代(奈良時代)は、一様に「天皇中心」「中央集権国家」と言われるけど、現代と形に若干差異はあっても、実際は「国の象徴」だったのかな…と思った。天皇になった阿倍も、皇太后である母や臣下である仲麻呂らの言いなり…というか、直接政事には関われない様だし…。私的な事も含めてそれが追い詰められる結果になろうとは…。阿倍自身も「これでいいんだろうか…」天皇として、人間として存在する意味を探ってたところに、「運命の人」道鏡との出会い…。(この時の阿倍はまだ気づいてないが) 阿倍がこれからどう動くのかの伏線なのだが、何か阿倍がその時その時の感情に流されてる様な気がしないでもない。