あだちとかのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
マガジンプラスで連載していた番外編のまとめ巻。みなさんキャラクター設定を守っているようで忘れた感がでていてよかったです。
この神様どうしようもない。本編では誰よりも脆く儚い神を演じている夜トも外伝ではどうしようもないヘタレクズ神っぷりを見せてくれます。それと同じく巻き込まれるような形で兆麻も引っ張られてましたが、彼は元人間間違いがあってもしょうがない。とアホみたいノリを外伝では続けてましたが、本編ではすっかり身を潜めている普通の一般人を助ける神らしさも見せています。まぁ導かれ先が必ずと言って良い物ではありませんが神らしく人の迷いに答えている姿を見るとこの作品の初期を思い出せてよかったです -
Posted by ブクログ
自分を保ちたいと思う心は神にも存在する。夜トの焦りと恵比寿の望みが薄いながらも繋がっているようで儚げな印象を受けました。
自分の命を愛しむ。人が望むからこそ生まれる神。それは人が望んでる限り永遠に存在できることと同義です。しかし、神のシステムとして代替わりがあります。それは今までの神が死に、新たな神が生まれること。その今を務めている神に死の恐怖はないのか。自分の命に執着しない神が生命に執着を見せる人間に対して幸せを運ぶことができるのか。今回、唯一の自分を求める存在であるひよりに忘れられる恐怖を引きずった夜トに恵比寿は良い神と定義付けます。術師になることを目的とする恵比寿の本心はまだ見えま