加藤暁子のレビュー一覧
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1981年から22年間「ルックイースト」をスローガンにマレーシアを先進国の一員へと導いた元首相・マハティール。序章は2004年に都立国際高校が修学旅行で訪れた際に彼が話されたスピーチ。彼は日本人以上に日本のことを知っているしこの国の行く末を危惧しているように見受けられる。アジアの国から見た「日本」の記述は新鮮だったし勇気付けられた。盛田昭夫(ソニー)、松下幸之助をとりわけ尊敬するという彼だが、日本人のくせに彼らによる恩恵を感謝する若者はあまりいない。戦後復興の目覚しさを目の当たりにした彼だからこそ今のフリーターやニートが増加の一途をたどる状況に警鐘したいのかも知れない。「フリーターが国を滅ぼす
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ネタバレ〈要約〉
日本は自信を取り戻し世界に向けてリーダーシップを発揮してほしい。欧米方式の不平等な利益分配は、貧しさによる争いを引き起こす。地球を1つの共同体として考え、公平に利益を生むようにするべきだ。それができるのは経済規模と富があり、世界水準の技術力を持っている日本だけなのだ。
※140字前後で要約しているため、内容が抽象的になっています。
〈感想〉
どんな本か。
例えば、あくまで例えるなら。
僕のお爺ちゃんが昔、会社の社長をやっていて、著者はお爺ちゃんの会社に世話になっていた取引先会社の現社長さんである「マハ爺ちゃん」だとする。
マハ爺ちゃんは必死に努力して、会社を大きくしていった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレマレーシア、マハティール元首相からのメッセージ。
冒頭文がかなり熱くて素敵。勇気をもらえる。
<メモ>
・軍国主義はよくないが、愛国主義は悪いことでない。愛国主義は困難を乗り越えるために助けになる。
・イスラム教は非イスラム教に対して「あなたに平和が訪れますように(アッサラーム・アライクム)」と挨拶する。なぜなら砂漠地帯に平和はほとんど訪れたことがなかったから。平和は彼らにとって最も大事なことだった。
・挨拶には人々の願いが込められているもの。中国では「もう食事はしましたか」という挨拶が買わされる。これは過去飢えで国が苦しんでいた時代が長かったから。
・世界で 対立やレジスタンスが起きたりして -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
日本は、いつまでアメリカの言いなりになり続けるのか。
なぜ欧米の価値観に振り回され、古きよき心と習慣を捨ててしまうのか。
一体、いつまで謝罪外交を続けるのか。
そして、若者は何を目指せばいいのか―。
日本人には、先人の勤勉な血が流れている。
自信を取り戻し、アジアのため世界のためにリーダーシップを発揮してほしい。
マレーシアの哲人宰相が辞任を機に贈る、叱咤激励のメッセージ。
[ 目次 ]
序章 日本人よ誇りを持て
第1章 ルック・イースト―日本への憧れ
第2章 教育こそ国の柱
第3章 中国に怯えるな
第4章 日本人こそイスラム世界を理解できる
第5章 富める者の責任
解説 アジ