勝谷誠彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ入院した身内の見舞いに行ったら長時間待つ羽目になったので、待合の「院内文庫」にあった本のうちこれを手に取ってみた。チベットの地の鮮やかな描写に惹き込まれてよくわからないままに読み進めると、設定が次第に明らかになってくる。
原発事故で日本の全土が居住不能レベルに汚染されたとしたら―この作品は小説の形をとった思考実験なのである。
表題作はディアスポラ(撒き散らされた者)となりチベットの地に難民として暮らす日本人、同時収録作「水のゆくえ」はダム建設予定地だったとある地に残留する村人が仮定されている。
こんないい小説なのになぜあまり話題にならなかったのか不思議だなと思うくらい。著者のガラの悪さがために -
Posted by ブクログ
勝谷誠彦氏、1960年生まれ、コラムニスト・写真家、「バカが隣りに住んでいる」、2015.1発行。思い切ったタイトルと内容、歯切れがいいです。「はじめに」から名調子です。中国は戦勝国ではない。日本に勝ったことはないし、しかも当時は中華民国という別の国家。今の共産党独裁国家にいろいろ言う資格はない。韓国、北朝鮮に至っては植民地、いわば「負けた側」であって日本を罵倒するなどもってのほか。基本筋で同感です! 特に、韓国サイトに載ったという「靖国での放尿」、これは馬鹿の愚行自慢では許されない。イスラム国のモスクでなされたら犯人は直ちに斬首。確かに、いいかげんにしてもらいたいものです。