【感想・ネタバレ】獺祭 この国を動かした酒のレビュー

あらすじ

脚光を浴びている山口の酒『獺祭』。
オバマ大統領をもてなした、最高峰の日本酒ができるまで。
発想と革新が導いた、地方の蔵の再生物語…

筆者は、まだ知る人ぞ知る存在だったときから、その素晴らしさを語り続けてきた。傾きかけた蔵を柔軟な発想と革新で再生に導いた蔵元の物語。

読んでから呑むといっそう、うまい。
日本酒を呑むということは、日本文化を味わい育てることであり、郷土を愛することでもある。
『獺祭』はもちろん天下を制した酒ではあるが、それぞれの地元には地元に愛されている酒がある。
さまざまなよさがある。……「地方創生」などと言われているが、そのネタの一つは日本酒にあると考えている。
空気、気温、水、米、そして人。
地方のすべてのエッセンスが日本酒には凝縮されているのである。
まだまだ素晴らしい酒はある。どんどん呑んで、応援しよう!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

純米大吟醸「獺祭」を製造する旭酒造と社長(当時)である桜井博志氏の話が中心ですが、単なる旭酒造の成功談ではありません。氏の苦労と失敗の道のりも記し、旭酒造と桜井氏を取り巻く日本酒業界や農業界の陋習、そして日本の産業界や行政の欠陥まで描いているところが興味深いです。まちおこしをはじめ「地方創生」というテーマに携わる人にも読んでほしい一冊です。

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2019年08月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2016/12/27 ジュンク堂三宮駅前店にて購入。
2018/6/21〜6/26

勝谷誠彦さんが獺祭を生み出した旭酒造と桜井氏について書いた本。私が獺祭のすごさに気づいたのは2007年のこと。外国人を連れて居酒屋に行く機会があったのだが、まだ日本でもそれほど知られていない時期にヨーロッパから来ていた人が、獺祭がメニューにあるのを見つけて喜んで注文していたのを思い出す。その裏にはこういう物語があったんだな。閉塞した現状に苦しむ業界や分野があると思うが、それを打破する一つの大きなヒントがここにあると思う。

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2018年06月26日

Posted by ブクログ

想像以上に面白かった。結果論かもしれないが、人気になるにはロジックがある。日本酒のことを少し知れて、今までより愛着を持って飲めるようになった。

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2017年03月02日

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