ジュリアン・ストックウィンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この本は、ザ・ロープニュースの前号NO.50発行の時点で既に発売されていたが、NO_50の誌面の都合により今号にてご紹介するになった。この本はザ・ロープ30周年記念行事の一つ、パネルディスカッションで今井氏と素晴らしいトークショーを展開していただいた大森洋子さんの翻訳作品。
英国海軍のスピットヘッドとノア泊地での有名な反乱事件を舞台に、準士官になったキッドが反乱者側に~
一巻から読まれている方は、本巻も当然読み終わつてしまつたことと思いますが、もしもこのシリーズをまだ読んでいない諸兄は、すぐ本屋に行つて第一巻から読みましょう。帆船模型を作る者、読まない訳にはいかない絶対お薦めのシりーズです。 -
Posted by ブクログ
ホーンブロア・ボライソ・・・イギリスの帆船ものは結構好きなんです。でもホーンブロアは本当にボロボロに成るまで読み尽くしたし、ボライソは最近恋愛小説になっちゃたし。新しいシリーズ発刊と言うことで早速購入しました。
ホーンブロアほどの重厚さは無いものの、なかなかすっきりと面白いストーリーです。今回は小さな3つの戦闘を織り交ぜて、まずまずの活劇度でしょう。まだ第1作とのことで、今後の活躍が期待できそうです
ボライソは海軍一家の出だし、ホーンブロアも士官候補生からスタートしたのに対し、今回のキッドは強制徴募による乗員(水兵以下)のスタート。ということで、オーロップ(下層甲板)の風景や、平時には意外 -
Posted by ブクログ
うーん、どうしようかなー、とまだ主人公とお見合い中。二十歳の青年トマス・キッドはフランス革命時の英仏戦争の強制徴募で軍艦に乗せられ、デューク・ウイリアム号の船員となる。
あとがきによるとネルソン時代に水兵から士官に這い上がった男が120名、うち22人が艦長に、うち3人が提督、しかも大将までのぼりつめたという史実があるそうで、作者はそれにヒントを得て水兵からの成長ストーリーを書いていく予定らしい。
今までに読んだ海洋冒険小説の多くが士官からスタートするところを、水兵、しかも陸者という最下限からのスタートなので「九尾の猫ムチ」を受けたりといろいろと辛い。一巻目はまだ彼は何もできないので助けてくれ