涼香のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
作者の岩田さんは、わたしの中では“想いを描く作家”と認識されている。
その作者の力量発揮の一作。
前シリーズが重苦しかったので、こういう明るい作品を待っていた。
かわいい女の子二人にいきなり告白されて、その二人と映画を撮ることになると言う、なんとも実にライトノベルらしい展開。
でも、ただのラブコメではなくて、主人公たち三人のそれぞれの心の傷や挫折を背景にそれでも、前に進んでいこうとする意志を、愛しい人を肯定していく力強さを、愛しい人に肯定される喜びを、これでもかと描き出す姿は、本当に、読んでいて素敵。
また、映画という映像美を文章で表現しようとする作者のその姿勢にも感心する。
読み -
Posted by ブクログ
アニメ化もされたPCゲーム・「あかね色に染まる坂」や「祝福のカンパネラ」のシナリオライター・サイトウケンジとfeng・空三部作の原画等で有名な涼香が「あかね色に染まる坂」以来の組み合わせで出したラノベということで、思わず衝動買いしてしまった。
終始ケンジ節炸裂で小説としてみると読みにくい部分はあったものの、あかね色やカンパネラが好きな人にとっては問題ないだろう。それ以外の人達は好き嫌いがスパッと分かれそう(元々MF文庫はコアな人が楽しめるレーベルと思い込んでるのでそれでいいのではないかと思ってたり)。
個人的にはケンジ節と涼香さんのイラストが見れるだけで眼福モノです。ありがたや。
あとはこ -
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Posted by ブクログ
ネタバレ改めて読み返すと、地の文で一之江にべた惚れモンジさん良いっすね。 キリカさん余りにも好きなタイプのヒロイン、魔女のヤバさ→それはそれとしてキリカはモンジを特別扱いしている→寂しくて来ちゃった→いちゃいちゃしまくるの流れが、シンプルにカワイイだけじゃ無くて何か企んでそう感も出る、それはそれとしてカワイイってなる。 主人公だけは特別扱いする自称悪い〇〇なヤバ女なんて、オタクはみんな好きなんだから。流れと挙動で騙されてそう企んでそう感を出しながらシンプルイチャイチャさせるの匠の技。
理亜は可愛いですね。初遭遇ロアの解決に関する兄妹の雲泥の差本当草 -
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