【感想・ネタバレ】花×華のレビュー

あらすじ

“あなたの映像のなかで、わたしはかがやいていました。好きです” 高校二年の春休み、園端夕の許に届いた心揺さぶるラブレター。だが、手紙に記された“はな”という女の子の心当たりは二人いた。一人は身長も低く、周囲に“華さま”と慕われている愛らしいミニチュア人形のようなお嬢様、東雲華。もう一人は、元気で運動神経もよく、どこか俊敏な小動物を思わせるポップでキュートな成宮花。その二人ともが夕と同じ映像研に入ってくるほど猛烈なアピールを繰り返す。果たしてこの手紙の主はどちらの“はな”なのか──。

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Posted by ブクログ

作者の岩田さんは、わたしの中では“想いを描く作家”と認識されている。
その作者の力量発揮の一作。
前シリーズが重苦しかったので、こういう明るい作品を待っていた。
 
かわいい女の子二人にいきなり告白されて、その二人と映画を撮ることになると言う、なんとも実にライトノベルらしい展開。
でも、ただのラブコメではなくて、主人公たち三人のそれぞれの心の傷や挫折を背景にそれでも、前に進んでいこうとする意志を、愛しい人を肯定していく力強さを、愛しい人に肯定される喜びを、これでもかと描き出す姿は、本当に、読んでいて素敵。
 
また、映画という映像美を文章で表現しようとする作者のその姿勢にも感心する。
 
読み終わって、とても気持ちいい。
未来へと繋がっていく三人の今後をさらに読んでみたいと思わせる作品だ。

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2010年12月04日

Posted by ブクログ

想像以上に重いエピソードを孕んでいたけれども、最後は高校生らしく、子供らしく気持ちをただただぶつけるというのが、とても青春っぽくて良い。これから先の物語に大変期待が持てる良いお話でした。

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2012年02月05日

Posted by ブクログ

全8巻完結。ヒロインが主人公に好きという気持ちをはっきり伝えて、主人公も彼女らの気持ちをちゃんと分かっているという、ツンデレ女子に鈍感男子がテンプレのライトノベルには珍しい、というか唯一なんじゃないかと思う、公開両想い三角関係作品。読んでいて気恥ずかしくなる。葉菜子がいなかったら、読み終えられなかったかも。
でも最終巻まで読んで良かった。

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2017年04月14日

Posted by ブクログ

いちゃいちゃハーレムものかと思いきや、ヒロインの生い立ちが重くて驚いた。
肝心の映画撮影の部分が後半一気に削られて戸惑った。練習の過程は描かれていただけに惜しい。

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2013年06月12日

Posted by ブクログ

映像・心象を文章化する難しさ。
途中重い話もありましたが、本人たちはあまり気にしていないようなのでOKなのかな。

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2013年05月05日

Posted by ブクログ

イメージイラストからくる華やかさとは裏腹に文体はどうにも野暮ったい感じ。あまり好みじゃないなあ。あと、主人公のイメージがよくつかめなかった。
作品内で映画を撮影しているように、主人公の目を通して二人のヒロイン、花と華を愛でるのがいいのかもしらん。ちょい詰め込み過ぎな気はするけど、綺麗に終わらせているのが余計に勿体無い気が。

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2010年05月06日

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