難波功士のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読んでて、ゼミの頃を思い出してた。
自分が大学生の時に塾のバイトをしてた時の生徒が大学生になり、その子達数人と最近会う機会があったが、確かに何か世の中(というか仕事)に関して変なフィルターをかけて見てるなぁ、潔癖やなぁと思ったことも多々。
就活自体の仕組みがどうこうというのではなく、仲間内での承認を求めてたりそれだけで満足してしまって自己満足して社会に文句垂れてる(大ニ病)んじゃなくて、早く社会で泥まみれになれるために(普通の大人となるために)就活というのは1つのツールとして有効活用出来るよという話。
今までのゼミ生のエピソードを交えつつ、話が進んでいく。
難波「軍団」ではなく「戦隊」と -
Posted by ブクログ
出版社/著者からの内容紹介
日本人の5割はヤンキー的であり(!?)、彼ら・彼女らは大ヒットを生み出す一大文化圏である。
それにもかかわらず、ヤンキーは調査・研究対象として見過ごされてきた。
本書は、映画やコミック等の膨大な資史料をもとに、暴走族、ツッパリ、ギャル、オラオラ系...等々のヤンキー文化40年の変遷を一覧する。
「良い学校から良い会社へ」という理想が揺らぐ今こそ、ヤンキーたちの<反学校文化>のパワーと<バッドテイスト趣味>を再評価する時ではないだろうか。
人と違うことをやりたくなる気持ちってあると思うんです。
いい意味で個性でしょうか・・・
また、集団になると必ず優等生 -
Posted by ブクログ
ファッションと音楽、マンガ・映画の文脈での「ヤンキー=不良ぽい若者像」をそこそこ結構な量の風俗資料で追いかけている文化論。
なんだけど、北九州出てこないんだ?
メディアを軸にしてる文化論だから東京とその近郊、ぎりぎり関西が出てくるくらいなのは仕方ないか。
ヤンキーってファッションなのかなあ…
15年前の本だけど、始まりからヤンキー≒チーマー文化に国粋主義や「地元」ナショナリズムとの親和性が強いことが書かれていて、その延長に今の排外主義の隆盛が確かにあるよね
著者は英国のラッズカルチャーとヤンキーを重ねて見たりするわけだけど、今の移民への態度の各地域それぞれの違いを見ると、それは結構雑な見方 -
Posted by ブクログ
日テレでいまさらの「今日から俺は!!」のドラマ化がなぜかヒットという、コンテンツとしての不良モノの底力は時代を超えて鉄板化している気がします。ヤンキーという言葉の成立、文化の変遷をメディアから細かく丁寧に拾い集めていく、10年前の新書をなぜか今、読みました。10年前に提示されたヤンキー的なるもの、は実際の不良行為と離れてますます、日本人のDNA化しているように感じるのは、ますます格差社会は固定化して社会の流動性がなくなっているからなのではないか、と思いました。ジモトへの偏愛の延長にある愛国マインド、絆という同質性の閉鎖コミュニティ、気合上等などの精神性への過信、そんな日本に入管法が改正され外
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Posted by ブクログ
自分はヤンキーではなかったが、世代的にはヤンキーメディアにどっぷり浸かった世代(ビーバップ、カメレオン、スラムダンク、ろくでなし
BLUES)なので、前世代、そしていまの変遷に至る説明が非常に面白かった。
前半にナンシー関画伯の「ヤンキー的なもの」の引用がなされていたが、あれを読んだときもグッときたもんだ。
何を隠そう、バイクにのり始めた取っ掛かりは「特攻の拓」で、関東に来たとき、漫画で出てきた地名(横浜とか、船橋とか)にコーフンしたものだ。
「広義の、ヤンキー的なもの」の影響は日本人にとっては切っても切れないものがあるとおもう。中・高時代のヤンチャな皆さん、今ごろ何をしていらっしゃいますか?