あらすじ
「大二病」とは、「中二病」から派生した言葉。自らの能力を高めに設定しながらも、それが他者からの「評価」にさらされ、ギャップに気づかされることから逃げようとする態度を指す。就職活動においても、「まだ本気出してないだけ」「あんな企業入らないほうがマシ」などと自身に下される評価を受け入れようとしない。「大二病」を詳述しながら、就職活動を通して大二病から抜け出せるのではないかとエールを送る。
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Posted by ブクログ
読んでて、ゼミの頃を思い出してた。
自分が大学生の時に塾のバイトをしてた時の生徒が大学生になり、その子達数人と最近会う機会があったが、確かに何か世の中(というか仕事)に関して変なフィルターをかけて見てるなぁ、潔癖やなぁと思ったことも多々。
就活自体の仕組みがどうこうというのではなく、仲間内での承認を求めてたりそれだけで満足してしまって自己満足して社会に文句垂れてる(大ニ病)んじゃなくて、早く社会で泥まみれになれるために(普通の大人となるために)就活というのは1つのツールとして有効活用出来るよという話。
今までのゼミ生のエピソードを交えつつ、話が進んでいく。
難波「軍団」ではなく「戦隊」という話もすごく懐かしかった。 今、実はパクらせてもらってます。笑
あのプレゼンも、今となってはホントにいい経験だったと思える。 パフォーミングアーツ系の能力をあんな間近で見る経験もゼミがなかったら無かったかもしれへんし。笑
就活の時の進路が働くこと全てではないし、とりあえず働いてみて、やっと自分の方向が見えてくるというのもその通りやと最近よく思う。
年上にそこまで気に入られようとするわけでもなく、組織として動くことをそこまで好まないのに、図体のでかい組織におると、仕事やキャリアはどんどんレベルアップしていくが、初めてそこでどういう方向に行くべきかやっと見えてくる。
それと、気づけば、「承認はあくまでも何かをやった結果であって、目的ではない」って考えて欲しいのは、長くお局的になってしまってる会社組織の人にも当てはまる気がした。笑
選択する側ではなく、選択される側、評価される側であることという視点がいつの間にか抜けてしまってる気も。
なので、もちろん、リアルタイムの大学生にも読みやすいと思うが、一度就活を経験して働き出して数年経った人が思い返して読むのにもええ本やと思った。