木村泰司のレビュー一覧

  • 世界のビジネスエリートが身につける教養「西洋美術史」

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    『13歳からのアート思考』に続き、自分の中での美術シリーズ。
    歴史的な背景で、なぜそのような美術が発展したのかを説明してくれている。もう少し世界史が頭に入っていないと少々厳しい。
    巻頭の美術様式年表はとても簡潔で、初心者にはこれだけでも手元に置いておく価値はある。
    そろそろ本物を見に行きたいところ。。

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    2020年07月25日
  • 世界のビジネスエリートが身につける教養「西洋美術史」

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    最近ビジネス書や自己啓発本を読む事が多く、内容もマンネリ化してきたため、毛色を変えて美術史に目を向けてみた。個人的に世界遺産が好きで資格も持っているが、美術に目を向けた事がなかったので本書を手にした。

    [before]
    特に美術に関しての知識や教養はなく、有名な人しか知らない上に、作品の背景についての知識も皆無であった。

    [要約]
    本書は、紀元前から現代までの社会の変化、文化、価値観、市民の変化を美術という観点で辿ってゆく。アルカイック、クラシック、ヘレニズムから始まり、ロマネスク、ゴシック、ルネサンス、バロック、フランス古典主義、ロココ、新古典主義、印象派と言うように各美術史の歴史の変遷

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    2020年06月07日
  • 世界のビジネスエリートが身につける教養「西洋美術史」

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    ネタバレ

    欧米人にとって美術は感じるものではなく読むもの、というのは自分にとっては新鮮な視座で、発見と気付きの多い一冊でした。
    これまで、世界史を勉強しているとちょいちょいコラム的に差し挟まれる文化史としてしか「美術史」を勉強する機会はなかったなぁ。
    「美術史」という一教科として日本の教育の中で定着して欲しいと思いました。
    (と言う意味で、本のタイトルが、中身に対してあまり適切でないと個人的には感じました…)

    以下、印象的だったところ。
    ・「日本人は、どうしても美術を見るときに『感性』という言葉を口にしがちですが、美術を知ることは、その国の歴史や文化、価値観を学ぶことでもあるのです。」(p.3)
    ・プ

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    2020年04月18日
  • ゴッホとゴーギャン ──近代絵画の軌跡

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     2019年11月に日本で公開される英仏米合作映画『ゴッホ 永遠の門』を視聴する前提知識として読むことにした。
     印象派の登場で大きく動いた西洋美術が20世紀に歩を進めるまでの道程を、特に後期印象派、ゴッホとゴーギャンを中心に紹介してゆく本。西洋美術史は大学時に一コマ受講していたが、大分忘れていたので助かった。

     また、この本は美術史における技術的な面を解説する一方で、ゴッホとゴーギャンの人生そのものにも焦点を当てている。彼らが当時のフランス社会・フランス美術界にどう影響され、またどう影響を及ぼしたのかを、彼らの人生を基に紐解いてゆく記述はとても面白かった。
     尾崎放哉然り太宰治然り、波乱万

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    2019年10月27日
  • 名画の読み方―――世界のビジネスエリートが身につける教養

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    ネタバレ

    あまり関心のなかった古典的美術の決まり事が多少なりとも分かった。フェルメールの絵にも隠された意図があったことを知り、近代以前の絵画も見ていこうと思う。

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    2019年10月15日
  • 世界のビジネスエリートが身につける教養「西洋美術史」

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    確かに美術とは読むものなんですね。歴史となぞらえると美術の流れが良く理解できます。 昔、歴史の勉強で、文学美術が苦手でしたが、このように歴史とキッチリ結びつけて行けば、楽しく覚えられると思いました。 手元に置いておきたい一冊です。

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    2019年08月21日
  • 世界のビジネスエリートが身につける教養「西洋美術史」

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    西洋美術は見るだけではなく、読むもの。

    歴史的な出来事と美術史の関連が網羅的に記載されていて、文脈を理解するために美術館に行ってみたくなる。

    美術館に行って、またこの本を読むとまた理解が深まりそうで、それだけで読む価値がある一冊。

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    2019年06月16日
  • 名画の読み方―――世界のビジネスエリートが身につける教養

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    子供の頃、たまに美術館に連れて行かれてまったく楽しくない記憶しかなかったのだが、自分も親の年齢に近づいてきて、何となく興味が出てきた所に、本屋でお勧め書籍として平積みされてたので、手にとってみたら、カラーで絵画の紹介がされていたので買ってしまった。過去に読んだ、『まなざしのレッスン』は、内容は良かったんだけど絵画が白黒で物足りなかった記憶があっただけに。

    本書は、題名に「ビジネスエリート」とか、付けなくても良くね?って思う。売れる為のワーディングなんですかねぇ。確かに、美術の専門系の方達からすると当たり前の事が書かれているんだろうから、絵画について何も知らないし興味もそんなにないけど沢山存

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    2019年06月03日
  • 世界のビジネスエリートが身につける教養「西洋美術史」

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    この本の中で古代ギリシャから始まり、中世、近代での美術の立ち位置を感じることが出来た。美術が誰の為に作られ、どのようなものが好まれたか、その時代の宗教(カトリック、プロテスタント)、国の体制に深く関連しているという事がよくわかる。

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    2019年05月30日
  • 名画の読み方―――世界のビジネスエリートが身につける教養

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    絵画は観るものでなく読むものだ、という筆者の言葉がよく理解できる一冊。美術館は好きで昔からよく足を運んでいるけれど、その絵画を通じて伝えたかった画家の意図や時代背景は全く分かっていなかった。一度読むだけでは正直足りないかも。世界史から勉強しなおしたい!

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    2019年05月01日
  • 人騒がせな名画たち

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    木村泰司さんの本は2冊目でした。面白かったです。ベルトモリゾはマネの描いた彼女の肖像画も好きだけど、ベルトモリゾが描いた絵もいいなあ。

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    2019年04月28日
  • 名画の読み方―――世界のビジネスエリートが身につける教養

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    ページごとに絵が載ってあって綺麗。難しい、理解しにくいと感じるところも多いけど、なんとなくのニュアンスで読んでみた。この知識全部持って美術館に行けたら面白いだろうな、内容が詰まりすぎて無理だけど。

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    2018年12月07日
  • 世界のビジネスエリートが身につける教養「西洋美術史」

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    ・美術史とは、世界のエリートの、共通言語である
    ・美術を知ることは、その国の歴史や文化、価値観を学ぶことでもある
    ・それぞれの時代の政治、宗教、哲学、風習、価値観などが造形的に形になったものが美術品であり建築
    ・美術は感性で見るものではなく理性で読むもの


    初心者にもとても読みやすい本です。
    丁寧にわかりやすく、興味深い話題を交えて西洋美術史について順を追ってまとめてあります。

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    2021年08月15日
  • 美女たちの西洋美術史~肖像画は語る~

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    ネタバレ

    一人一人の肖像画がドラマティックに見えてくる。
    社会的身分に相応しく理想化し、そこに人間性も表していくという肖像画の役割は、当時はなくてはならないものだったんだな。
    王の愛人を公式化していく流れや、それでのし上がっていく女性達のパワフルさに驚き。若くして亡くなる方も多く、その心労や、子供を沢山産んで体も酷使していたことを知った。
    山あり谷ありの人生ばかりで、夢中になって読んだ。

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    2017年06月04日
  • ゴッホ

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    幼少期からかんしゃくを起こしやすく、大事な人の人間関係を壊してしまって後悔したりとか、最後は拳銃自殺したことなども知らなかった。
    有名すぎる画家なので、生きている間もそれなりに上手に毎日を過ごしていたのだろうと勝手な想像をしていたのだけれど、全然そうじゃなかった感じなんだな…。

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    2018年08月21日
  • 美女たちの西洋美術史~肖像画は語る~

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    序章に、【「赤の他人の肖像画なんかを観て、何が楽しいんだろう」と感じる方もいることでしょう】とあります。まったくそう思っていた私ですが、この本を読んで、描かれた人の物語を知った今、肖像画を見る目が変わりそうです。

    ヨーロッパの宮廷で行われてきた政略結婚、権謀術数、その背後にある愛とロマンなど、今でもお偉方の世界では行われてる駆け引きにも似た物語の数々、面白く読めました。

    15人の女性が取り上げられていますが、麗しいポーズの裏で、野心に燃えていたり、運命に翻弄されたり、ジェットコースターのような人生を送っていた彼女たち。人生いろいろですねぇ。

    新書だけども、絵の写真は良かったです。簡単なも

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    2013年03月09日
  • 美女たちの西洋美術史~肖像画は語る~

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    アン・ブーリン、エリザベス1世、メアリー・スチュアートや
    ポンパドゥール夫人、マリー・アントワネットなど
    中世、近世の13人の有名な女性。

    彼女たち自身の肖像画と、
    彼女たちの人生に深くかかわった人たちの肖像画が
    カラーで紹介されます。

    さらに、写実性は写真に譲り、美しいだけの肖像画を描いた
    ヴィンター・ハルターが描いた貴婦人を紹介し、

    最後に、写真で現代の女性、
    ジャクリーン・ケネディ・オナシスのポートレートを紹介。

    やっぱり絵は面白い。
    肖像画に残された女性たちの人生も、それぞれに波乱万丈で興味深い。

    個人的に、一番面白かったのは、エリザベス1世。
    13歳のときに質素なドレスを着

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    2012年01月23日
  • ゴッホとゴーギャン ──近代絵画の軌跡

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    印象派からポスト印象派、ゴッホとゴーギャンの時代へどのように表現方法が変わっていったのかが歴史に沿って書かれておりわかりやすかった。
    美術展とかの前に読み返したい本。

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    2025年10月17日
  • 世界のビジネスエリートが身につける教養「西洋美術史」

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    歴史で見る美術、とても勉強になりました。

    名作と言われた絵画にもその時代の経済状況や宗教の絡みなど、様々な背景が重なってできたものなんだなと思いを馳せました。

    特に1800年代のフランス、クールベの登場まで民間の方々を主題に絵画を描けなかったというのは、表現の自由に強烈な制限がかかっていたんだなと感じました。

    これから絵画に触れるときは、その作品の歴史的背景も意識したいと思いました。

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    2024年05月08日
  • 人騒がせな名画たち

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     コンパクトに画家の人生を旅するような本。
     
     絵画の奥にあるものを知ることで、作品自体により興味がわく。

     しかし、数奇な運命に生きた人がなんと多いことか。

     ゴッホ以外の画家の生涯はあまり識らなかっから、読めて良かったと思う。

     ミレー「タネを撒く人」もドガの「エトワール」もタヒチを描いたゴーギャンに対する見方も変わるかもしれないね。

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    2024年04月22日