木村泰司のレビュー一覧

  • 人騒がせな名画たち
    作品とその時代の関係性だったり、美術界のヒエラルキー、画家が抱えていた問題等々が簡潔に纏められた本。
    有名画家と作品ばかりが紹介されているから、西洋絵画に詳しくない人でも取っ付きやすい。冒頭【はじめに】でも著者が「『超有名作』を選びました」と申しているので間違いない。とはいっても、今日まで「『モナリ...続きを読む
  • 世界のビジネスエリートが身につける教養「西洋美術史」
    美術館に行っても絵画や彫刻を眺めて「すごいなー」と思うだけだったので、きちんとその作品のバックグラウンドを学びたいと思っていたところ、ちょうど良いと思い手に取った。
    正直なところ、この一冊を読んだだけで、各作品の背景を理解することが出来るわけではないが、美術史の大きな流れを理解できただけでも有益であ...続きを読む
  • 美女たちの西洋美術史~肖像画は語る~
    肖像画に描かれた「美女」と美女以外の視線の温度差がはっきりしている。やはり「美女」とは強い力を持つ存在なのだと思わされた。
  • 西洋美術史から日本が見える
    [ 内容 ]
    西洋美術史を学ぶと西洋の文化がより鮮明に見えてくる。
    赤い薔薇は「性愛の女神」アフロディテを表すこともあるので、お客様の目に付くところに飾るのは品がないのに、そういうことを知らない外国文化大好きな人たちの無邪気さは性質が悪い。
    何でも表面だけ取り入れる「おフランス」病から抜け出して、む...続きを読む
  • 美女たちの西洋美術史~肖像画は語る~
    初めてイギリスの歴史に触れる方には少し難しいのではないかと思う。

    結構内容がぎっしりで詳しく詳しく知りたい!と思う方にはお勧めの本。
    私は、メアリー・スチュアートの章がとても面白かった。
    歴史を知るときに肖像画があるとすんなり頭に入ってくるのは気のせいであろうか。絵画にも興味があるし、歴史も知りた...続きを読む
  • 西洋美術史から日本が見える
    全編日本人の文化意識の低さに対しての愚痴のようなものですが、著者のように海外留学経験者や海外で暮らしている人たちは否応なくその場所で日本人代表となってしまうわけで、「なんで日本人は~なんだ!」と言われるととても恥ずかしい気持ちになって同胞に対して愚痴のひとつも言いたくなるんだろうなぁと思った。本場の...続きを読む