太田直子のレビュー一覧

  • 字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ

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    「字幕屋」と聞いて、映画のセリフを「翻訳」する仕事を想像していたけど、
    実際は映画のエヅラに合わせた表現や文字数を考えないといけない。

    そんな独特の制限の中で働く「字幕屋」の愚痴を面白おかしく、
    そして現代日本語の特性を映画字幕に関連付けて述べている。

    普段字幕は「映画を観る助け」としか見ていないが、
    たまには「字幕を観に行く」のもいいかもしれない、と思った。
    (字幕屋の人にとって、それが良い事かどうかはわからないけど)

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    2011年05月20日
  • 字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ

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    ネタバレ

    自分の仕事を愛し、憂い、磨いている作者のまっすぐな姿勢に
    共感しました。日本語って一文字の違いで意味の捉え方が数種類に別れてしまう。複雑というか、使い方によっては高度な技術になるというか、難しい言語なんだなと考えさせられました。

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    2012年01月08日
  • 字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ

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     映画のせりふという「生きた言葉」を扱う字幕屋は、日本語の翻訳文もできるだけ日常に密着した自然な言葉にしたい。それで日ごろから、目を皿にし耳をダンボにして情報収集に努めているのだが、広げた網にはなんだか変なものもたくさん引っかかってくる。
     この「まえがき」の一部を読んだだけでも、作者のユーモアのセンスと切り口の鋭さが伝わってくる。
     

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    2010年08月25日
  • 字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ

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    本屋さんでタイトルに惹かれ購入。映画は字幕派なので毎度お世話になり続けてる字幕屋さんについての話ですもの。すっごい読みやすく熱中して読みました(さすが字幕屋さん!)「へぇ~」の連発でした。いやもう字幕屋さんてすごい!!こういう職人さんを重宝できないってかなしい。字幕屋さんに限ったことじゃないけど。また太田さん自身が端から映画職目指してたわけじゃないっていうのが良いですよね。

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    2010年07月10日
  • 字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ

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    [ 内容 ]
    映画の字幕翻訳は、普通の翻訳と大きく違う。
    俳優がしゃべっている時間内しか翻訳文を出せないので、セリフの内容を一〇〇パーセント伝えられない。
    いうなれば字幕は、「要約翻訳」なのである。
    映画字幕翻訳を始めて約二〇年、手がけた作品数は一〇〇〇本余りの著者が、外国映画翻訳の舞台裏、気になる日本語などについて綴る。

    [ 目次 ]
    外国映画の翻訳二種
    第三の映画翻訳
    映画字幕の作り方
    吹き替えの自由と苦労
    ちがって当たり前
    驚異の語学力
    おしゃべりなメール文
    句読点の苦闘
    そんなに叫んでどうするの―「!」の話
    ルビと混ぜ書き〔ほか〕

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

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    2010年06月29日
  • 字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ

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    面白かった!このオオタさん自分で言って、自分でツッ込み、大変ノリがいい。字幕作りに興味がある人、映画が好きな人にはもちろんのこと、言葉とはなんぞやと思っている人にもぜひお勧めしたい。本の中からちょっとだけ紹介。例えば、こんな字幕制限を課されたらどう短縮すればいいか。むっつり黙りこむ女に、男が問いかけるシーン。男「どうしたんだ」→5文字以内女「あなたが私を落ち込ませてるのよ」→5文字以内男「僕が君に何かしたか」→5文字以内さて、あなたならどうする?私もいろいろ考えてみたけど、難しい。本では解説の後に、こんな字幕が出来上がると紹介。男「不機嫌だな」女「おかげでね」男「僕のせい?」苦肉の策だと著者はおっしゃっているが、いや、すごい。

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    2011年09月03日
  • 字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ

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    日本語の乱れについてのくだりが読ませるけれど、一番傑作だったのが、あるセリフをめぐって、感動路線で売りたい配給会社の担当と、「それってやりすぎでは」と思う翻訳者との攻防。今は題名を出すと、カドが立ちそうだけど、将来、ぜひ何の作品なのか知りたいと思いました。

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    2011年08月03日
  • EXTRA LIFE なぜ100年間で寿命が54年も延びたのか

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    数十億人の命を救ったイノベーション
    化学肥料、トイレ・下水道、ワクチン

    数億の命を作ったのイノベーション
    抗生物質、二又針、輸血、塩素消毒、低温殺菌

    数百万人の命を救ったイノベーション
    エイズカクテル療法、血管形成術、抗マラリア薬、心肺蘇生法、インスリン、腎臓人工透析、経口補水療法、ペースメーカー、放射線医学、冷蔵、シートベルト

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    2024年02月18日
  • 字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ

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    1秒間に4文字、とか、話すひとに応じて言葉を変える、とか字幕ならではの苦労がたくさん書かれていて面白い。後半はちょっとグダグダしてしまうけれど、非常に興味深かった。

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    2022年09月26日
  • EXTRA LIFE なぜ100年間で寿命が54年も延びたのか

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    ペニシリンやトイレ、下水道など医療、公衆衛生はもちろん、シートベルトなど寿命を延ばした技術や手法をまとめた本。
    考え抜かれたもの、偶然の産物、色々あるのが面白い。

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    2022年04月05日
  • 字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ

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    長たらしい新書のタイトルってひと昔前に流行ったなぁと回顧しつつ、字幕をつける仕事ってよく知らないなと思い、手に取ってみた。
    いわゆる字幕屋稼業のなせるわざなのか、文章がとてもユーモアたっぷりで途中くすりとしながら読ませてもらった。
    字幕をつける仕事の悲哀、日頃感じる日本語への違和感など多岐にわたって非常に軽い筆致で矢継ぎ早に言及するため、とても読みやすい反面、じっくり立ち止まって考える隙間がないように感じられたのがちょっとだけ残念。
    新書というよりエッセイとして読むのがいいのかな。
    いずれにせよ、字幕をつける仕事について初めて知ることができたらのはよかった。

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    2022年02月24日
  • 字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ

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    話の内容自体は面白い。
    日本語の使い方、選択のこだわりなどに字幕屋さんならではの視点が味わえるの。ただ、全体的に愚痴愚痴しすぎなきらいがあるのはマイナス。

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    2016年12月07日
  • 字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ

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    大まかな感想は、「字幕翻訳家って大変なんだなぁ」の一言。
    その大変さを理解してくれー!という著者の気持ちは非常によく伝わってきます。お腹いっぱい。笑

    色々な世界観、歴史背景、価値観などを集約して研ぎ澄ませ、魂込めて言葉を選ぶ...そんな、まさにプロフェッショナルな仕事なんだなぁと、とても勉強になりました。
    更に、文字数制限やタブールールなど、テクニックも必要になってくるんだから、これは大変だ。そんな字幕翻訳家さんの苦労に思いをはせながら、映画の字幕を次は読もうかな...(読めるかしら)

    途中、渾身の力をこめて連投される皮肉の嵐に疲れてもしまいましたが、しっかり笑わせてもくれるし、心から素敵だと思う考え方も持ち合わせている。お友達にはなりたくないし、憧れもしないけれど、魅力的なプロフェッショナルだと思いました。

    面白かった。

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    2016年06月30日
  • 字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ

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    ネタバレ

    映画字幕翻訳者「字幕屋」である著者が、自身の仕事の舞台裏を話す軽いエッセイ。
    小説などの翻訳とはまた違った悩みがあって、言葉の選び方など面白い。
    例えば、

    男「どうしたんだ」
    女「あなたが私を落ち込ませてるのよ」
    男「僕が君に何かしたか」

    と台詞を翻訳したとしても、それぞれの台詞は1秒ほどなので、字幕にするには5文字以内にしなきゃいけない。それを、

    男「不機嫌だな」
    女「おかげでね」
    男「僕のせい?」

    という変換はなかなか驚く。
    誤訳だというのは簡単だけど、物語を潰さず、字幕を読んでも台詞に間に合う、元の俳優の越えも楽しめるという映画そのものをしっかり楽しめる技術だと思いました。

    しかし……著者、ちょっと怒りすぎかな。日本語を扱っているのもあって過敏なのは分かるけど。
    あ、そうか。だからこの本のタイトルなのか。

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    2013年06月23日
  • 字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ

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    日本人の識字率が高いから字幕翻訳家もやっていけるのでしょう。
    映画を見る場合は、吹き替えより字幕を選びますね。
    英語を聞きながら、どのように翻訳されているか考えるのも字幕映画の醍醐味だと思います。

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    2010年09月22日
  • 字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ

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    私は字幕派です。こんなに苦労して作っているんだ。そしてその理想は字幕だったと記憶に留めないこと・・・。俳優の声が聞きたいから、字幕版がなくなりませんように。

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    2011年10月11日