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Posted by ブクログ
映画字幕を生業としている著者によるタイトル通りの本。仕事をする上でのエピソードをエッセイ風に、配給会社の方針へ抗う時の葛藤や「乱れた日本語」に対する苦労・苦言をユーモアたっぷりに綴る。
海外の小説を翻訳するのとはまた違った苦労が伺える。何よりも映画字幕は「相当限られた時間とスペース」で物語を補足しなければならない。作品の意図や文化・歴史的背景を理解した上でのこの制限だから、苦労もひとしおのようだ。
洋画の翻訳と言えば真っ先に思い出すのは、ケビン・コスナーが主演した「アンタッチャブル」だ。大階段での銃撃シーンでエリオット・ネスが部下のジョージ・ストーンに「狙いは確かか?」と聞いた時のストーンの返し方。私が観た字幕版は「まかせろ」だったが、テレビの吹替版は「完璧です!」。
演じたアンディ・ガルシアの演技やその場の雰囲気からすると字幕版の訳し方(上司に対しこの場面だけ不適にタメ口!)が大いに気に入っていたので、吹替版では大いにガッカリしたものだった。
※あくまでも個人的意見です。
Posted by ブクログ
映画の字幕技術も、日本は突出しているらしい。数秒の間で読みとれ、かつオリジナルの意味を損なわないように表現される字幕は、たしかにすごいと思う。1秒4文字までだそうですよ、文字数。
びっくりしたのが、字幕翻訳の納期がかなり短いらしいこと。1週間ならいい方で、時には3~4日で納品してしまうこともあるのだとか。すごすぎ! そして、観客の日本語読解能力の衰えをひしひしと感じているというくだりも、「やっぱりそうなのか…」と共感してしまったのだった。
わたしは吹き替えよりは字幕の方が好きなんだけど……今、吹き替えの数が急増しているようなので、もしかして近い将来、字幕の方が珍しい存在になってしまうかもしれない。吹き替えもねぇ……安易に売れっ子タレントが起用されて、どうもデキがイマイチだと、金を返せって思っちゃうんだよなぁ……。やっぱり字幕は存続の方向で!
Posted by ブクログ
映画の字幕を考えている人のエッセイ
字幕についての業界話もあり、最近の日本語へのぼやきもあり、昨今の映画業界の愚痴もありで面白く読めた
字幕にする人がいるんだよなぁと改めて気づいた
字幕は字数制限があるから多少原語より要約しなきゃいけないとか、ものすごく締め切りが短いとか大変なことが多そう
だけど、限られた文字数の中でなるべく文脈が通るように考えられているのすごいし、字幕で映画を見るときに注目したいと思った
最初は映画館で上映されるのは字幕ばかりだったのに最近は吹替が多いって話が、ちょうど字幕で見たい映画があるのに公開直後に数館しか字幕版上映してなくて見れてない自分の悩みと合致しててとても頷きながら読んだ
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